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 自らの愛撫で立ち上がったソレを見下ろす目に涙が滲む。 「どうしたの?早く犯して欲しい?」  侑紀の涙に微笑を浮かべて問い掛け、返事も待たずに尻朶の奥へと指を入れる。 「ふ…ぅ…… ぁっ…そこ…は…っ」 「ふふ、ヒクヒクして…物欲しそうだ。おねだりする?」 「… ぅ、」  最終的な結果が分かっていながら意地悪く言う汰紀に対し、侑紀は更にきつく唇を噛み締めた。  汰紀の肩に涙を擦り付けるように首を振り、ねだらない…と意思表示する。 「まだ分からない?それとも、苛められたいの?  まぁ…いいけど」  入り口を擽るようにしていた指が二本、強引にナカへ入ろうと突いてくる。  いきなりのその行動にも、侑紀の体は素直に反応して汰紀の指を飲み込む。きつい入り口を広げるように二本をバラバラに動かし、直ぐに三本目を突き入れた。 「スゴいね、すっかり入れる為のアナだ。しっかり締めるのに、ナカは柔らかくて気持ちがイイ。知ってる?俺のがナカに入るとさぁ、この辺りがねっとり絡んで来るんだ」 「っ…ぅ!!や、め… 聞きたく、な  」 「弟にケツ弄られて…もうイきそうだけど?どんな気分?」  一際奥に差し込まれた指が、手前の前立腺をくり…と刺激する。 「ひぃ、あっっ!」 「ココ、攻めて欲しい?」 「ソ、コは…っ」 「うん?兄貴がいつもよがるとこだよ?いい加減覚えただろ?ココをずぽずぽ突いてやると、兄貴悦ぶもんね?」 「 ぁんっ!や、ぁっ!あ、ア、アンっ!あ、あ、ぁっ!!」  汰紀の指がソコを重点的に攻める動きに変わり、侑紀はしがみつく腕に力を込めて悲鳴を上げた。

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