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第7話

 ジュリアンの股の間にこぼれたクッキーを男は拾って食べた。男は、ジュリアンがこぼした細かなクッキーの欠片を舌でついばんでいった。下着が男の唾液で湿っていった。ジュリアンは、ビクンビクンとしながら馬車の中で、いってしまった。まだ精通はなかった。男は、ジュリアンを膝にのせた。顔じゅうを舌で舐めまわし、手で上半身や下半身を撫でまわした。はぁはぁと息が荒かった。  馬車が泊まると、場末の粗末な宿の一室で、ジュリアンと男は休んだ。宿の質素な夕食のあと、かたいベッドでジュリアンは裸にされた。尻の割れ目を、執拗に舐められた。  男は、ジュリアンのペニスを舐めたあと、男のモノを舐めるよう、ジュリアンに言った。ジュリアンは、しゃぶった。何度も吐きそうになりながら、嗚咽を漏らしながら咥えた。ジュリアンの頬に涙が流れた。男はそれを満足そうに見て、いっそう興奮していた。ジュリアンは、もう泣くまいと思った。  男のモノは極端に小さかった。コンプレックスを持っているらしい男は、ことさら尊大に振る舞い、ジュリアンに無理やり押し込んで、ジュリアンを泣かせた。泣くまいと思ったのに。  気丈に振る舞うジュリアンを、泣かせることで男は喜びを得ているようだった。  商用の旅の間中ずっと、男はジュリアンを慰みものにした。男とジュリアンは、旅の最後に男の家にたどりついた。

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