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第7話 宝物

流生達は、かぁちゃととぅちゃと共にお買い物に出掛けた クリスマスだから玩具を買ってやんよ! とかぁちゃが言ったから、玩具屋さんに出掛けた 翔は熊の縫いぐるみを手にしていた 音弥は玩具は興味もなく…… 太陽はラッパ 大空はマラカス そして流生はビー玉を買って貰った 流生はキラキラ光るビー玉を、一目見て気に入った 「かぁちゃ、これ」 「お!綺麗なビー玉だな!」 「ほちぃ」 「うし!買ってやる」 康太が言うと流生はビー玉を一つ手にした 「……りゅー、好きなだけ買って良いんだぞ」 「かぁちゃ、これ」 流生はビー玉を手に出して見せていた 相当気に入ったみたいだった 遊んでいても、ポケットを見て落としてないか確認 大切なビー玉は流生のポケットの中に何時も入っていた 「かぁちゃ、これ」 「お!流生の宝ものだな」 「かじゅ、あげゆ」 「良いのか?」 流生は頷いた 「なら、流生があげろ!」 「……りゅーちゃ、あげゆ」 康太は榊原を見た 「あんで、宝ものを一生にやる気になったんだよ?」 榊原は……少しだけそっぽを向いた 「………伊織……」 「………流生に強請られて…… 蒼いビー玉を買ってやりました……」 「……流生、父さんに買って貰ったの見せて」 流生はポケットから取り出した 蒼い……ビー玉より少し大きかった 「………流生、これはビー玉じゃないやん…」 じーっと榊原を見る 「流生が、ほちぃ……って言ったんですよ……」 「………ラピス……だよな?」 「………ええ……ラピスです」 「鉱石入ってるよな?」 「………はい……高かったです 君も欲しいんですか? 買ってあげますよ?」 「………伊織……」 「……僕は甘い父親です…… すみません……強請られると…… 買ってしまいます……」 康太が榊原を怒っていると…… 流生は泣きそうな顔をして…… 石を見ていた 康太は流生に石を返した 「流生のお守りか?」 「ちょう!らから、これ、かじゅにあげゆ」 康太は笑って流生を抱き上げた 榊原は流生ごと康太を抱き締めた 「……ごめんね奥さん……怒った?」 「怒ってねぇよ! 伊織は甘いとぅちゃで良い そのうちオレは子供に厳しい母になるかんな…」 「君が厳しい分、僕は優しい父になります」 「………伊織……」 流生を挟んで口吻る 流生は康太と伊織に割り込んで……キスした 榊原は笑った 康太も笑っていた 「かじゅ あげゆ」 流生の宝ものを一生は貰った 大切に、ケースの中に保管して…… 楽しそうに、それを見詰めていた 子供からプレゼントされた宝ものだった

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