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第8話 苦手

音弥は一条隼人が苦手だった 隼人が康太の子供を抱き上げる 流生とか翔、太陽、大空は高い高いして貰う でも音弥には……してくれないからだ…… じーっと音弥が隼人を見る すると隼人は…… そっぽを向いた 音弥は……隼人の側には寄り付かなくなった ちらい…… あのちと……ちらい 太陽が「おとたん」と抱き締める 大空が「おとたん」とチュッとする 翔は何も言わず音弥の側にいる 流生は「おとたん」と気にして手を繋いでくれる 音弥は皆が好きだった じぃじもばぁばも、京香も瑛太も清四郎も真矢も好きだった でも……隼人は苦手だった 音弥を避けるから…… 音弥は近付けなくなった 「音弥、隼人が嫌いか?」 康太が膝に抱き上げ、音弥に問い掛ける 隼人は……苦しそうな瞳で……音弥を見ていた 「……ちらい……おとたん……ちらい…」 「……音弥……隼人は優しいぞ?」 音弥は首をふった 榊原が「……隼人は音弥を避けてましたからね……」と康太に言った 「隼人!」 康太は隼人を呼んだ 隼人は康太を見た 「オレの横に座れよ」 「………康太……」 「ほれ座れ!」 康太が言うと一生が隼人を座らせた 「飛鳥井音弥です! ヨロシク!」 康太は自己紹介した 音弥は「ちく…」と言いお辞儀をした 「康太……」 「音弥は良い子だ」 「おとたん、いーこ 」 音弥は康太の真似をした 「ほれ、抱っこしてやれ!」 康太は隼人に音弥を渡した 「ひゃやと!」 音弥は隼人の名前を呼んだ 隼人は笑った 「はやと…」 「ひゃやと…」 隼人は音弥の口にタマゴボーロをポイッと放り込んだ 「…おぃちぃ…」 隼人は何時までも音弥を抱き締めていた 親子が少しだけ…… 歩み寄った日だった

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