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第9話 コオ イオリ【願い】

コオはイオリに擦り寄った 寒い夜はイオリのぬくもりを求めて…… コオはイオリに擦り寄る イオリはそんなコオが可愛くてペロペロ舐めた イオリ……愛してるかんな…… コオ……愛してます… 2匹は隙間もなく丸くなり、甘い時間を過ごした コオはイオリに擦り寄った 寒い夜はイオリのぬくもりを求めて…… コオはイオリに擦り寄る イオリはそんなコオが可愛くてペロペロ舐めた イオリ……愛してるかんな…… コオ……愛してます… 2匹は隙間もなく丸くなり、甘い時間を過ごした 人の子は……案外…早く成長する つい最近までヨチヨチ這ってたのに…… 今はトコトコ駆け回る 「こぉちゃ」 太陽がコオに抱き付く 「こぉちゃ」 流生がコオにチューする 「こぉちゃ」 音弥がコオにブラシをかける 「こぉちゃ」 大空がコオにミルクを持って来る ………子供達は……コオがお気に入りだ イオリは取り残された気分で…… いぢける イオリが拗ねると…… 「いぉたん」 と流生が、自分のお菓子をイオリにくれる 「いぉたん」 音弥がイオリの体にブラシをする ……嬉しいかも 「いぉたん、あげゆ」 太陽がイオリにミルクを持って来る 「いぉたん…」 大空がイオリにチューをした ……鳴きたい位……幸せかも コオを、見ると嬉しそうにイオリを見ていた イオリはコオを舐めた 『子供って大きくなるんだね』 『ずっと見ていたいねコオ…』 『うん!この子達が大きくなって、康太と伊織位になるまで……生きていたいね』 『……コオ……一緒にいましょう』 『……うん……伊織…… 死んでも一緒にいたいね』 『イオリ……』 『……コオ……』 2匹は激しい接吻を交わした この子達と何時までも…… イオリと…… コオと…… 何時までも…… 一緒にいさせて下さい神様…… コオは祈る イオリも祈っていた 幸せだから…… 幸せ過ぎるから…… コオは涙が出てるのだ 幸せが続いて欲しいと願うのだ……

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