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第18話 ちゃみちぃ

かぁちゃが家に帰って来ない とぅちゃも家に帰って来ない 子供達は子供部屋で寝るのを嫌がった 「みんにゃでねりゅの」 そう言い……応接間にお布団を敷いた 一生も聡一郎も慎一もいなかった 隼人は仕事から帰って来ると、子供達と過ごした 寡黙な隼人は子供達といられる時は一緒にいた 仕事から帰って来たら何時も一緒に過ごした 玲香や清隆、瑛太に京香、源右衛門も子供達が淋しがらない様に一緒に過ごす時間を作った 音弥は隼人の膝の上に座った 「どうしたのだ音弥」 「………おとたん……ちゃみちぃ…」 ついつい弱音を吐く すると翔が音弥に 「ちょれ、いうのらめ!」 と怒った 「翔……怒るな…」 隼人が言うと翔は泣きながら 「ちゃみちぃ……いうのらめらの! かぁちゃもとぅちゃもちゃみぃの!」 と怒った 康太と榊原が……子供と離れて平気じゃないのを…… 翔は知っていた だから淋しいって……言っちゃダメ……と翔は堪えていた 音弥は泣いた 流生が「おとたん」と抱き締める 太陽と大空は翔を抱きしめた 「かけりゅ……」 「おこりゃにゃいの」 太陽と大空は翔を撫でながら言った 「……だぁって……」 翔は泣き出した 清隆が 泣き声に気付き、応接間にやって来た 翔を抱き上げて 「何で泣いてるんですか?」 と撫でた 「………かけりゅ……いじわりゅ……ちた」 隼人は清隆に総てを話した 清隆は笑った 「どの子も淋しいのは一緒です 翔は、康太と伊織も我慢してるのを知ってるんですよ」 だから口に出しちゃダメだと言った 清隆は翔と太陽と大空を抱き上げて、頬にキスを落とした 「康太の子です…… 伊織の子です…… この子たちは親を求め、そして親の愛を知ってます」 清隆は子供達を下ろすと、隼人を撫でた そして音弥と流生を抱き上げた 「……じぃじ……おとたん……わりゅいこ……」 泣きながら清隆に訴えた 「音弥は良い子ですよ あと少し我慢したら、かぁちゃととぅちゃは帰って来ますよ」 音弥は頷いた 逢いたいのだ……かぁちゃととぅちゃに…… 「おとたん……ぎゃまんちゅる」 清隆は刹那かった 子供達に我慢させるしかなかったから…… 玲香は応接間を覗いて、その光景を見ていた 子供達の淋しさは……誰よりも見ていて辛かった かぁちゃととぅちゃの愛には叶わないから…… 音弥は玲香に気付き腕を伸ばした 「ばぁば…」 玲香は音弥を抱き上げた そして隼人の横に座った 隼人の頭を撫でて……頬にキスを落とした 「義母さん……」 「隼人も淋しいだろ? この子たちも淋しいのだ 一緒であろうて」 「………オレ様は……康太の長男だから……」 我慢出来る……と呟いた 「翔もそうだ……子供達の中では一番上だから何時も我慢してる 淋しいと言ってはダメだと我慢してる……」 隼人は……玲香の肩に顔を埋めて……泣いた 音弥が隼人を撫でた 「おとたんのおかちあげゆ」 と、タマゴボーロを隼人にあげた だから泣いたらダメだと……音弥は隼人を励ました 「翔は……瑛太にそっくりだ 頑固で融通が利かない……」 玲香は呟いた 清隆は 「康太の子です! 伊織の子です」 と玲香に言った だから不用意な事は言うな……と玲香を止めた 翔の側に音弥は行った 翔を抱き締め撫でた 流生も二人を抱き締めた 太陽と大空も兄弟を抱き締めた 「……かけりゅ……ぎょめん…」 「……おとたん……ぎょめん…」 二人は謝った そして仲直りした 喧嘩の後はチュー とぅちゃとかぁちゃが何時もやってる 隼人は……流石に…… それは止めた 「………ひゃやともか?」 音弥はそう言い隼人にキスした 翔も隼人にキスした 「………違うのだ……」 隼人が言うと清隆と玲香は笑った 「6人兄弟、仲良くな」 玲香は隼人ごと子供達を抱き締めた 「そうです!隼人は康太の長男ですからね!」 清隆も笑って隼人と子供達を抱き締めた 「ひゃやとより、おとたん、いいおちょこになりゅの!」 隼人は……聞き捨てならないと音弥に…… 「オレ様より?」 と聞いた 音弥は頷いた 「かぁちゃが、ひゃやとよりおちょこみゃえになれ、といっちぇた」 隼人は……帰って来たら文句を言ってやる……と心に決めた 康太の顔を見たら…… そんな文句……言えないのに…… 隼人は…やっぱり…… 「淋しいな……」 と呟いた 翔はやっぱし 「ちょれ!らめ!」 と怒るのだ 隼人は笑って 「お前ら全員、せーので言うのだ」 と声をかけた 「せーの!」 「淋しいな……」 「「「「「ちゃみちぃな」」」」」 言った後、顔を見合わせて…… 抱き締め合って泣いた かぁちゃととぅちゃのいない日は…… 物凄く…淋しいのだ

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