24 / 163

第24話 タコあげ

「タコあげしようぜ!」 かぁちゃはそう言って全員にブルゾンを着せてくれた 「たきょ?」流生が問い掛ける 「おう!タコあげだ!」 子供達は……そのタコあげは何なんだろう……と悩んだ 翔が「たきょ…」 音弥が「あげ」 太陽が「ちょれ」 大空が「にゃに?」 流生が「あ!りゅーちゃ、ちょれちってる!」と言いキッチンに走って行った 康太は「お!流生すげぇな!」と呑気に言って笑っていた 流生はキッチンにいた慎一に 「ちんいち!おにぇがい、タコ!」 と言った 「……タコ……欲しいのですか?」 「かぁちゃが!」 慎一は半信半疑で冷蔵庫からタコを取り出し流生に与えた 流生は喜んで康太の所へ走って行った 「かぁちゃ!たきょ!」 流生は重そうに康太の所にタコを持って行った ペットボトルの水を飲んでた康太は…… 流生の手にしたモノを見て… 吹き出した ブハッ…… 榊原が慌てて吹き飛ばした所と、康太のお口を拭いた 榊原は流生のタコを 「流生……とぅちゃにタコを下さい」 「あい!」 流生は榊原にタコを渡した タコを貰うとキッチンにタコを持って行った 冷蔵庫にタコをしまう榊原を見て慎一は 「康太がタコを欲しがったのですか?」 と問い掛けた 「……慎一、康太はタコあげしようせ……と言っていたんです」 慎一は絶句だった 「……タコあげ……」 「生物のタコじゃないです」 「………流生は凄いですね」 慎一は爆笑だった 公園に行き、電線のない所でタコあげをした 流生はタコあげを見て… 「おぃちきゅにゃい…」 とボヤいた タコが空を飛ぶ方が怖いですよ……流生 榊原は心の中で思った

ともだちにシェアしよう!