28 / 163

第28話 想い

飛鳥井建設 新社屋完成 竣工式や新社屋完成披露パーティー その後に飛鳥井建設の引っ越し 予定だけ詰まって忙しくなって…… 榊原は家に帰って来なくなった 康太は大きなダブルベッドで一人で寝ていた 伊織の素肌の熱を感じない… 伊織がいない 伊織がいない……… 伊織 伊織 伊織…… お前はオレの事を想う時間はあるの? 伊織…… 伊織…… お前がいないと…… オレは泣きたくなる…… 愛して!って我が儘言いたくなる…… 伊織…… お前が傍にいないと…… オレはお前を焦がれて……狂いそうだ…… 清隆や瑛太だけじゃ…… 手が回らない 絶対に失敗は出来ない闘いだった 飛鳥井建設 此処に在り! と世間に知らしめる為に…… 盛大な花火を打ち上げねばならなかった…… 本当の花火…… 康太と見に行くと約束した花火大会…… その日までには…… そんな想いばかりが募る 康太 康太 康太…… 僕のいない時間を…… 君はどう過ごしているんですか? 康太 康太 康太… 君は僕がいなくても平気ですか? 僕は……… 君に焦がれて…… 狂いそうです

ともだちにシェアしよう!