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第98話 Xmas大作戦 リサーチ編
兵藤貴史は悩んでいた……
翔 流生 音弥 太陽 大空
のXmasプレゼントを何にするか……
飛鳥井の家には和希 和馬 北斗 永遠 瑛智………と子沢山
その子達にもやらなきゃ駄目だよな
兵藤の頭の中はそればかり……
考えてても……良い案が出ないから、夕飯を食べると兵藤は飛鳥井の家へと向かった
目的は和希と和真と北斗
この三人に五人兄弟の欲しいのをリサーチして貰う
うんうん!良い案だ
兵藤は飛鳥井の家に行くと出迎えてくれた慎一に
「和希と和真と北斗いる?」と尋ねた
「いますよ?珍しいですね……」
「Xmasプレゼント何が欲しいか探って貰おうと想ってな
ついでに和希達も何が欲しいか聞いて贈ろうと想ってな」
兵藤は笑顔でそう言った
「………貴史……」
「何処にいるよ?」
「子供部屋にいます
この時間は宿題を片付けてます」
「うし!子供部屋に一緒に行こうぜ慎一!」
慎一は兵藤を連れて自分の部屋に行った
慎一の部屋は子供部屋もあってかなり広かった
しかも子供部屋は机を置いてあってかなり広かった
和希達は机の前にいた
子供机は何故か……北斗の分もあった
「和希 和真 北斗
兵藤君がお話があるそうです
ちゃんと失礼のない様にお話ししなさい
俺はジュースでも持ってきます」
慎一はそう言い部屋を出て行った
和希が「兵藤君、なぁに、お話し?」と問い掛けた
「Xmasプレゼントの事、聞きたいと想ってな」
和真が「流生達のだね!」と嬉しそうに言った
「あぁ、それもある
お前達の欲しいのも聞きたいし、瑛智や永遠はどうしようか……悩んでる」
北斗は「瑛智と永遠はお菓子で良いよ」と嬉しそうに言った
「なら流生達は?」
兵藤が聞くと和希が紙を渡した
「これは?」
「流生達が欲しいのだよ?
僕ね……先見と予知があるんだ
で、兵藤君が聞きに来るの知ってた
で、和真が流生達に触って内面を視たんだ
和馬は透視と触る事によってその人の心の声が聞こえるんだ
残像も視えるんだよ凄いでしょ?」
と何でもない風に言った
「ありがとう……
お前達は何が欲しい?」
兵藤が聞くと和希は
「僕はねデカいホールケーキ欲しい
皆で食べてみたいんだ
皆で食べてもなくならないケーキ
見てみたい
写真に撮ってグラスの子達に見せたい」
兵藤はメモして
「うし!任しとけ!
お前の親父と一緒に作ってやんよ!」
和希はやったぁ!と飛び上がった
和真は恥ずかしそうに……
「僕ね……馬が欲しい……」
「お!丁度良い馬いるからな、お前にやるよ!
親父が馬を貰ったらしくてな……厩舎に繋ぎっぱなしの馬がいるからな和真にやるよ!
その方が馬も喜ぶしな!」
「………兵藤君……ごめんね……
僕……馬が物凄く高価なの知ってて言った…」
「気にすんな!
近いうちにお前の親父の牧場に運び込ませてやんよ!
で、北斗は?」
「僕は本物のプラネタリウムに行きたい…」
「俺の従兄弟の鳴海が趣味でプラネタリウム経営してるからな
連れて行ってやるよ!
鳴海も星好きな子と出逢えて喜ぶと想う」
「………ごめんね……
迷惑なら断ってくれて良いから……」
「何言うか」
兵藤は北斗の頭を撫でた
「なら12月24日プラネタリウムに逝くぜ!貸し切りで見せてやんよ!
Xmas前にケーキを慎一と共に作り……
あー、若林シェフにも協力願って作って
慎一と一生の牧場に馬を運び入れて
24日はプラネタリウムに行く!
それで良いか?」
和希と和真と北斗は兵藤に抱き着いた
「「「「兵藤君大好き」」」」
兵藤は照れ臭そうに笑っていた
それを康太と榊原と一生がこっそり覗きに来ていた
「……やっぱし貴史は子供にモテるな」
康太が呟くと一生は
貴史はおめぇに一番にモテてぇんだよ……
と想い……心の中で拝んだ
「今年も楽しいXmasになりそうだな!」
康太は嬉しそうに言った
「そうですね!
何たって今年のトナカイは普通のトナカイ一生ですからね!」
「え!マジかよ!……嘘だろ?」
「一生、君、慎一に普通のならやると言いましたね?
慎一は既に普通のトナカイの衣装を用意してます
ちなみに今年のサンタは瑛兄さんにやらせましょうかね?」
「お!それ良いな!」
「Xmasが楽しみです」
康太達はそう言い応接間に下りて行った
兵藤は和希達とゲームをして勉強の邪魔をしていた
慎一に追い出されるまで四人は仲良くゲームに興じていた
兵藤のXmasプレゼントのリサーチは上手く行ったみたいだった
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