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第100話 デート (一生 力哉ver)
この日一生はめちゃくそ緊張していた
この日は力哉とのデートだった……
なんと……映画を見に行こうか……と言う事になって
何を見よう……
と悩んで康太に聞いてみた
「なぁ康太……何かオススメの映画ある」
「お!力哉とデートかよ?」
康太に肘でウリウリやられた
「映画か……この前オレ、伊織と見に行ったな」
「何を?」
「みんなエスパーだよ!」
「………え???それ面白いの?」
「めちゃくそ面白いかんな!
7月ならさ進撃やってたのに……」
「それってお前の部屋のサイドボードの上のフィギュアの漫画か?」
「そう!」
「………力哉も好きだったな……」
「力哉とも行ったぞ」
「………ちぇっ……もっと早く見に行けば良かった」
「で、何を見に行くのよ?」
「ミッションインポッシブル ローグネェーションか……」
「あれ、良かったぜ!」
「………俺はそもそも映画は見ねぇからな…」
「ならみんなエスパーだよ!見に行けよ」
「………ムードあるのか?」
「………ムード……」
康太は榊原を見た
「……ムードは期待しちゃダメです
そもそも康太にムードのある映画を期待しちゃダメです」
「そうなのか?」
「ええ……聡一郎とかに聞きなさい……」
「聡一郎は映画はパス
瑛兄さんも清隆父さんも……
清四郎さんに至っては自分の映画ススメられたな
笙も……自分の映画だった
貴史に至っては……康太と同じだ……」
「みんなエスパーだよ!は貴史も行きましたからね……」
「………なら……それ見に行こう……」
「キネゾウでチケ取らないと行って直ぐ入れませんよ?」
「そうなの?」
「なら取ってあげます
何時頃見に行きたいのですか?」
「午後6時頃かな」
榊原はポチポチ慣れた手付きで携帯を操作していた
「取れました
メールを転送するので発券機にその番号を打って、暗証番号は紙に書いてあげます」
榊原はメモ帳に暗証番号を書いて渡した
「悪かったな旦那」
「楽しんで行ってらっしゃい」
榊原はニコニコ一生を送り出してくれた
スーツを着て一生は力哉と共に出かけた
「車は置いて行こうな力哉」
「賢明ですね」
「映画って久しぶりだな」
「僕は康太とよく来ます」
「………デートの邪魔にならねぇ?」
「デートの時は伊織が線を引きます
線を引かない時は貴史とか栗田とか陣内も誘って映画に行きますよ?
この前は三木と行きました」
「………俺と逝きたくなかった?」
「一生はどんな映画見るか解りませんからね……」
「……映画見ねぇな……」
「康太は映画好きですよ」
「みてぇだな……知らなかった」
「一生と行くのは初めてなので緊張します」
「……俺も……」
「………スーツ……なんですね……」
「デートだからな……」
「嬉しいです……」
力哉は嬉しそうに笑った
力哉とのデートは初めてだった
セックスはしてるのに……
外で待ち合わせして……デートは初めてだった
映画館に行くと発券して、まだ早かった
映画館の空いてる席に座っていると……
康太達が……映画館から出て来た
え?………一生は立ち上がった
「………康太……」
「お!一生、これからか?
オレ等はもう帰る所だ」
「あに見たんだよ?」
「仮面ライダー」
「仮面ライダー?」
一生が呟くと流生達が康太と手を繋いでいた
「かじゅ!」
流生が一生を見つけて声をかけた
一生の方に行こうとする流生を捕まえて
「ならな一生!
デート楽しんで来いよ!」
と言い、子供達の手を引っ張って帰って行った
「………仮面ライダーなんてやってるの?」
「やってますよ!ほら!」
力哉は壁の仮面ライダーのポスターを指差した
「流生達……仮面ライダー見る年になったんだな……」
「ええ。日々成長してますからね」
「力哉……映画見た後、何処に行きたい?」
「………夜景を見て帰りましょうか?」
「……ホテル入らない?」
「………僕は……家で十分です……」
力哉は真っ赤な顔をした
「力哉を大切にしてぇんだよ」
「………一生……周りに人が……」
「気にすんな!」
「僕は気になります…」
映画の入場のアナウンスがかかり
一生と力哉は上映されるシアターに向かった
席を確認して並んで座った
電気が消えると力哉の手を握り締めた
雰囲気満点……
力哉にチュッと口吻けした
力哉は真っ赤な顔で一生を見た
デートって楽しい
力哉を色んな所へ連れて行ってやりたい
一生は思った
雰囲気満点だったが……
映画が始まると力哉は腹を抱えて笑っていた
「一生!あの頷くティシュ欲しいよ!僕」
一生の肩をバシバシ叩いて笑った
………手を繋いで……
キスして……
うっとり甘い時間は……?
康太オススメの映画は……
もう見ねぇ!
と一生は心に誓った
ラブラブで甘い時間は……
映画では味わえなかった
一生は力哉をホテルに引き摺り込んで……
裸にひん剥いた
「恋人達の時間なんだぜ力哉!」
「……デート楽しかったよ」
「俺は甘い時間を楽しみにしてた!」
「あの映画じゃ爆笑しちゃったんだもん……
仕方がないじゃないか……」
力哉は叫んだ
一生はお構いなしで力哉の性器を口に咥えた
そして濡らした指を秘孔に指を挿れた
「……一生……昨日もした……」
「デートに来たんだから、やっぱ愛し合わねぇとな!」
「………あんまり犯ると辛い……」
「仕方ねぇな……犯るのは一回にする」
一生は力哉を俯せにすると腰を抱えた
「……何?……」
「素股!」
「えっ……やだ……それ一生のリアルなんだもん……」
有無を言わせずに一生は力哉の股に性器を挿し込んだ
そして抽挿を始めた
一生の性器に擦られる……
陰嚢も性器も擦られ……
一生の存在がリアルに快感を呼び起こす
秘孔がヒクヒク蠢いて……
欲しいと訴える……
「………一生……ぁん……あぁっ……イクっ……」
「イケよ力哉……次はお前の中に全部注ぎ込んでやる」
息を乱して……上り詰めた
白濁がシーツの上に飛び散った
一生は力哉をクルンッと仰向けにすると、足を抱えた
熱い肉棒が力哉の中へと挿入されると、力哉は震えた
力哉は一生の背中に縋り着いた
一生は力哉を引き起こし膝の上に乗せた
そして性欲が尽きるまで力哉と繋がって
愛を確かめた
やっぱ、デートの後は愛を確かめねぇとな
「力哉、愛してんぜ!」
「………ぼく………も……」
力哉は眠りに落ちた
一生は力哉の中の精液を掻き出して処理すると抱き合って眠りに落ちた
愛してる力哉……
耳元で囁いた
力哉と一生のデートはこうして終わったのであった
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