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第145話 コスプレだにゃん
康太の目の前に……
黒いネコ耳のヘアバンドと着ぐるみと尻尾があった
黒猫の尻尾の先っぽはリボンが結んであって
康太は「……桃太郎かよ……」とボヤいた
「………伊織……」
「何ですか?」
「これは?」
「康太がしてくれるのを待ってます!」
榊原はベッドの上で正座してニコニコと待っていた
「………オレがすんのかよ?」
「トラ猫のコスプレ、してくれじゃないですか……」
「あれは……一生セレクションだにゃん」
「なら、伊織セレクションもしてください」
「………なら、やるにゃん……」
康太は立ち上がると……服をバッサバッサ脱ぎ始めた
色気は……皆無
本当に康太は雑くて男前だった
全裸になると黒猫の着ぐるみを着た
そしてネコ耳のヘアバンド
そして尾っぽをペタッと付けた
肉球の靴下と手袋をはめて完了!
康太は顔を洗う仕草をして
「これで、いいにゃん?」
と問い掛けた
「可愛いです!」
榊原は康太をベッドに寝かせた
…………するとボリボリ……
康太はお尻をかいた
「着ぐるみってムレるな!」
本当に!
色気は皆無だ!
なのに榊原は愛しそうに……目を細めて
康太を見ていた
一生なら……
よくもまぁこれで欲情するわ……
だろうけど、榊原にとったら愛しい存在だった
「ネコさん……舐めて下さい」
康太は起き上がると、榊原のズボンの前を寛げた
ファスナーを下げて……
下着の中から顔が見える程、勃ち上がってる性器を取り出すと……
ペロペロと舐めた
「美味しそうに……舐めて……ネコさん」
「ネバッとしたのが出てるにゃ……」
そう言い亀頭の先っぽをペロペロ舐められ……
榊原は服を脱ぎ始めた
「………ネコさん……君の舐めて良い?」
「何処を舐めるにゃ?」
「………汁を零してる……先っぽを舐めながら……
蠢く……穴を舐めたいです」
その台詞を聞くだけで……
康太の腸壁が蠢いた
「……なら脱がすにゃ…」
榊原は黒猫の…着ぐるみを脱がせた
うっすらと汗をかいた肌が……
外気に晒され……泡立っていた
榊原はツンッと勃ち上がった乳首をペロッと舐めた
「………んっ……そこは乳首だにゃ……ぁん…」
「気持ちいい……ですか?
どんどん……先っぽから汁があふれて出てます」
「言わにゃいで……」
康太は猫の手で……股間を押さえた
榊原は猫の手を咥えると……康太の指から外して……指を舐めた
「……あっ……あぁっ……はぁん……らめ……」
「にゃー、は?」
「らめだにゃ……」
「なら手を退かして下さい」
康太は押さえてた手を外した
榊原は勃ち上がった康太の性器を舐めながら……
亀頭から伝って落ちた液で濡れたお尻の穴に触れた
「ネコさん、もの欲しそうに……
蠢いていますよ?」
「………言わにゃいで……」
指を挿れて掻き回すと……
康太はイキそうになった
榊原は黒猫の尻尾のリボンを外して……
康太の性器に結んだ
「康太、可愛いでしょ?」
榊原は康太の体躯を起こして見させた
勃起した性器に巻かれたリボンを濡らしている……
自分の性器を見せられて……
康太は榊原の亀頭の先っぽ舐めて吸った
肉棒を根本から……先っぽまで舌を這わされた
そしてカリを丹念に舐められると……
榊原もイキそうになった
「ネコさん……舐めるの止めないと……
このはしたない穴に……バイブ突っ込みますよ?」
「……いゃにゃん……
ご主人様の欲しいにゃ」
「何処に欲しいのですか?」
康太は足を広げて………秘孔を晒した
「………ここに……欲しいにゃ……」
「広げて……見せて下さい」
そう言われ康太は秘孔に指を挿し込んだ
そして左右に秘孔を開いて……
「………ここに……挿れて欲しいにゃ……」
「………物欲しそうですね?」
「………だから早く………っ……」
イケないのに……康太はイッた
「康太……ドライですか?」
「………焦らすなら……もうやらないにゃん……」
康太は涙目で榊原を睨んだ
焦らしすぎで怒らせる前に……
榊原は康太に口吻けた
「怒らないで……ネコさん
君の欲しいままにしてあげます」
「なら、挿れて欲しいにゃ…」
上目遣いで見られて……
榊原は康太の性器のリボンを外すと
膝の上に乗せた
「ネコさん……食べて良いですよ?」
「キスして欲しいにゃ……」
榊原は康太に口吻けた
康太の舌を吸いながら……
口腔を犯すように舐められ……舌が搦まる
康太は榊原を受け入れながら……
腰を下ろした
秘孔が榊原の肉棒を咀嚼するように……
食べていくのが自分でも解った……
「ぁん……んんっ……気持ちいい……」
「僕も気持ちいいですネコさん……」
榊原はそう言い康太の耳朶を甘噛みした
早くなる抽挿に翻弄されながら……
二人は互いしか分かち合えない快感を貪り合う……
そして同時に射精した
落下が加速して……墜ちて逝く浮遊感に……
康太は榊原の背を抱いた
「………伊織……愛してる……
ねぇ言って……オレを愛してるって言って……」
「愛してます奥さん
愛してます康太
愛してます炎帝……
君は僕の統べててす」
「………オレの蒼い龍……お前しか愛さない……」
「可愛かったですよネコさん」
「伊織がして欲しいなら……またやる」
「またやって下さいね奥さん」
「………ん………ぁ……伊織……」
「どうしました?」
「………大きくすんなっ……」
「君の中は気持ちいいのです」
榊原を締め付け……蠢く腸壁が育てていく
愛してると体躯は榊原を求めて際限なく求める
榊原はそんな妻に際限なく与え続けた
妻の限界値を超えても……
与え続けた
それを一生いわく……
気絶してまんがな旦那……
なのだけど、二人には愛がある
そんの二人の甘い……?
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