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第6話
永見 優side
本当はセックスは好きじゃない…。だから、ヤりたくない…。でもここで断ると好感度が下がる…。減点…
加点にするにはYesと答える…。これが正解。照れてるようにして少し恥ずかしがるように言ったらもっと加点…。
「い、いいよ……。や、優しくしてね…?」
「…うん。いっぱい甘やかしてあげるね」
「あんまり甘やかさないで…。僕、駄目な子になっちゃう……」
駄目な子になったら僕は不要な存在。めっちゃくちゃ減点…。良い子にしてなきゃ…。この不安はバレちゃ駄目。バレると面倒な子で減点…
笑って誤魔化してみるけど、これは上手くいかなかったかもしれない…。減点…?
今日は減点ばっかり…。加点を増やさないと嫌われちゃう…。ちゃんと感じたフリしなきゃ…
「腰まだ違和感ある…?歩けそ?」
「…大丈夫。…頑張る」
「そお?授業遅れないようにいつもより早めにいこっか」
「うん」
今日の夜か…。ちゃんと出来るか不安だけど、頑張らなきゃ…。捨てられたくないもん。喉飴買って少しでも高くて可愛い声出せるようにしないと……
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