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第8話
篠延 八尋side
緊張してるのかな…。家を出る時から少し気を張っているように見えていたけど…。今日は本当にそれで疲れてしまったようだ。お風呂から上がってきた優はソファーに座るとそのまま眠ってしまった…。
まだ髪の毛すらビシャビシャ……。風邪引きそうだ。寝るときにパジャマを濡らさない様にしなきゃって思考は働いたらしい…。優が肩にかけているバスタオルで髪を拭き、ドライヤーをかける。
「起きて、優。ベット行くよ」
「…ん、」
「ほら立って…。ちゃんと歩かないと転けちゃうよ…」
「うん…」
ベッドで連れて行く。とりあえず、ベットで寝てくれ…。一度ソファーで大人しく寝てたからそのままに、お風呂に入ったら、ソファーから落ちて凄い音がしたからそれ以来ベット以外では寝かせないことに決めていた。
優は意外と寝相が悪いのだ…。抱きしめて眠らないと蹴られたり殴られたりするから……。
「……本当に寝ちゃったの…?」
お風呂から出てベットルーム…。ベッドに寝ているのは紛れもなく可愛い俺の恋人で、起きる気配はゼロだった…。気持ちよくなさそうだっから今日こそはって思ったのに…
「…起きてなくてもいいか」
寝てる間に開発しよう…。それなら気持ち悪いとか不愉快な感じは薄いだろうし、優も疲れないだろう。
ローションを取り出し手で温める。これくらいでいいだろうか…。ゆっくりと、優の中に指を入れて行く。違和感があるのか寝ながら眉を潜めるから、前も優しく刺激する…
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