9 / 25

第9話

篠延 八尋side これが前立腺かな…。触るたび、ビクビクしてる…。優、起きたなぁ…。必死に声を耐えようとしてるが、身体は正直なようで少し声が漏れてしまっている…… 「………ぁ…、っ……ぁ…、ぁ……っ!…ぁ!……っ、っ…!ぁぁ…ぁ……ッ!!」 「気持ちよかった?」 「………いつから…」 「優が往生際を悪く寝たふりした辺りからだよ。ほら、起きたならヤろ?最高に気持ちよくしてあげるから…」 「…ん、………優しく、して…」 「了解」 今日は優しく優しく、とろとろに溶かして快楽の中に落としてあげる…。ちゃんと優の好きなところや、好きな触られ方は覚えてる。優にも、セックスの本当の気持ちよさを知ってほしい…。 耳を塞いでわざと音が出るようなキスをする…。耳を塞ぐと音が頭の中に反響して気持ちらしい。優は混乱してるみたいだ… 「はぁ…まっ………んっ…んっ……はっ……はぁ…ん、んっ……。まって…」 「どうしたの……ん、……きもちくない?……んん、…んっ……」 「………はっ…はぁ…はぁ…。苦し…、いき、できな……はっ……んん…んっ…」 相変わらず息継ぎが下手だな…。一度離れると、必死で呼吸を整えている。耳を塞ぐために一度手を拭いたからもう一度ローション出さなきゃな…。 呼吸はまだ整ってないけど、ゆっくり身体を愛撫する。優はお腹から腰のあたりが弱い。触るか触らないかのあたりで、指をスーっと滑らせるとビクビクする 「ここ、好き?」 「……ンッ!…っ、っ!……ぁ…あっ、…ンッ…」 「気持ちよさそうだね…。辛くない?大丈夫?」 「…だい……じょ、ぶ…。…あ、んっ……」 少し休憩…。優は何故かセックス中、呼吸するのを忘れる…。忘れるというか声が出ないように耐えすぎるのだ…。そのせいで、呼吸しなくなって酸欠で気絶する。 そろそろ整ってきた…?目がトロンとしてる…。キスをしながら少し息を吹き込む…、呼吸のタイミングが分かり易いようにしてあげる。少し落ち着いた…?これなら入れてもいいかな…。

ともだちにシェアしよう!