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第10話

永見 優side 今日、なんか凄い………!いつもと同じはずなのに……、なんか、なんかっ!凄い……!! 「八尋……、なんか、凄いの…。触られるとこ……、全部、熱い……」 「熱い…?」 「…ゾクゾクッ……ブワーッ!…ってなる…。顔、熱い、赤い?……今日、僕、変……」 ゾクゾクッ…ってするの、凄く気持ちいい…。何これ初めて……。僕、身体おかしくなっちゃった…!?嫌われない?? いつもより、呼吸が楽な気がする。呼吸するだけでも声が漏れてしまいそう…。低い声で喘がれても気持ち悪いだけだろうから、せめて高い声…ちゃんと可愛い喘ぎ声作らなきゃ…! 「ひぅっ!…う、あっ!…んんっ!んー、んー!!……アァッ…」 「優、喉痛めるから…。無理な声作らなくていよ…?大丈夫、優の喘ぎ声、可愛いから…。もっと自然な声でいっぱい聞かせて…?」 「……本当に?…嫌にならない?」 「大丈夫だよ…。俺、優の感じてる自然な喘ぎ声が好き」 「あっ……あっ、ん………」 無理せず感じたときに声を出すと、より気持ちいいって感覚が、体に広がってゾクゾクッとする。優しく撫でられてるだけなのに、ビクビクして、ちょっと恥ずかしい…。そんな羞恥すらも気持ちよくて頭が馬鹿になりそう…。 ぼんやり八尋の顔を見てると、ドキドキ心臓がうるさい。僕、ちゃんと八尋のこと好きになれたのかなぁ…… 「あっ…、んんっ………。八尋…、触ってぇ…。も、イきたい……」 「どこ触って欲しいの?ちゃんと言ってくれなきゃ分かんないよ?」 「んん〜、分かってるもん……その顔…。ねぇ、イきたいのぉ……。僕の、触ってよぉ………」 涙が溢れてくる…。これが焦らされてる感覚なの…?気持ちよくて、頭がおかしくなりそうで、でもまだ理性が少し残ってるから、ちゃんと強請れなくて、ほしい快楽がもらえない…。 八尋の手を僕のものまで導いてもう一度、触ってと啼いてみる…。八尋は僕のものを触りながら後孔も解してく… 「そこっ、好き…んんっ、あっ……」 「気持ちって言ってみな?もっとよくなるよ」 「ん、…きも、ちぃ……。きもちぃ……ああっ!あっ、あっ……」 時々指を止めるのは、僕が呼吸出来るようにだろうか…。おかげで今日はまだ意識がある…。途中でふわっと飛びかけてはいるけど…… 「ねぇ、もう、いれていい?」 「……ん、…きて…」 いつもと同じ圧迫感…。いつもと違う快楽…。身体がバラバラになってくみたいで怖くなった。八尋に抱きつくと、ギュッと抱きしめてくれるから安心する。 一瞬目の前が真っ白になって、息ができなくなった…。ふわっと意識が回復すると、お腹の辺りにじわっと熱が広がる感覚…。八尋も気持ちよかったんだ…。初めて感じる暖かさ…安心感…。なんだか眠たくなってきた… 「寝ていいよ…」 「ん、…あり、がと……」 そのまま寝てしまった…。今日、すごく気持ちよかった…。こんなに気持ちいいんだ…。どうしようハマっちゃいそ…。

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