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第13話

永見 優side あの日以来、恥ずかしくて避け続けてしまっている……。良く無いことは分かるけど恥ずかしくて顔を見れないのだ……。 避けすぎてて嫌われてそう……。きっと減点ばっかり積み上げてるからもう会えないんだ…。悲しくなるけど、僕が悪いから謝らないと…。そう思うのになかなか会う勇気が出なかった。 「ねぇ、少し話いいかな?」 「えーっと……」 この人誰…。見たことないし、知らない人…のはず……。どこかであったことあったけ?全然思い出せない…。 「優、知り合い?」 「いや……、知らない……」 「優に絡まないでくれます?不愉快なんですけど」 冬夜が一緒にいてくれてよかった…。1人だったら怖くて逃げ出してる。冬夜に少し隠れるようにしてからの話を聞いていたけど……。どうやら僕ではなく八尋の友達?ぽい… 「その事で話したいんだけど、八尋の事聞きたくない?」 「……聞き、たい」 八尋、今どうしてるのかな…。怒ってる?幻滅してる?それとも、もう何も思ってない?どうしよう怖いけど、それでも今どうなってるのか聞きたかった……。 まだ少しでもチャンスがあるなら八尋とやり直したい……。僕ってこんなに我儘だったんだ…。ほんとに駄目な子だ……。 「何か飲む?奢るよ?」 「知らない人から物をもらうなって教えられてるので遠慮します。もちろん、優にも与えないでください。変な薬混ぜられたりしても嫌なので」 冬夜、相変わらず人に対してキツイな…。酷い裏切りを受けてから誰にも心を開かない。僕も、彼と友達になるのには結構時間が掛かったからな…。 「……あっ、そっか…!名前名乗るの忘れてた。俺、八尋の幼馴染で、七瀬。ななちゃんって気軽に呼んでよ」 「…僕は、瑞原です」  「えーっと…」 「あ、君のことは八尋から聞いてるからいいよ」 僕のことは知ってるみたいだから名乗らなくていいのかな……?七瀬さんは、あまりにも遠慮なく本題に入ってきた…。 「最近、八尋のこと避けてるのよね?なんで?」 「あの、僕、もう、八尋の近くにいる資格、ない…。だから……会えない…」 「なんでそう思うの?八尋、君に会えなくて寂しそうだよ?」 「僕にはもう何も無い…」 八尋の近くにいる価値はもう無い。自分で言って凄く悲しくなった…。初めて出来た恋人。優しくしてくれるし、僕のことを愛してくれる。僕もきっと好きなんだけど、上手く言えなくて…。 それより先に僕の醜い感情に気付いて欲しくなくて、頭の中はぐちゃぐちゃ。助けて欲しいのにそれすら言えなかった… 「それならさ、今日うちに遊びに来ない?少しお話ししようよ!」 「……うん…」 「……っ!なら、僕もご一緒してもいいですか……。優だけでは行かせられません。…何か手違いがあってはいけないので」 七瀬さんカッコいいし、モテるだろから、きっと詳しいはず…。相談してみても良いかな…。冬夜にも相談したけど、冬夜は人嫌いだから面倒ならやめてしまえって言われちゃったんだよな…。

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