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第五章・5
じゃあ、と颯真は郁実の小さな乳首をじっくり可愛がった。
舐め、吸い、甘噛みする。
そのたびに郁実は声を上げ、身体を震わせた。
「そ、颯真さん。颯真、さん……ッ」
見悶えする郁実の先端からは、先漏れの体液が雫になってこぼれている。
颯真はそれを見てにっこり笑うと、ベッドサイドからローションを手に取った。
「感じてくれてるみたいで、嬉しいよ」
良い香りのするジェルを手のひらで温め、颯真は郁実の後ろに指を這わせた。
「んあ! あ、あぁッ!」
あまり慣れてはいないのか、郁実の後膣はきつかった。
「リラックス、して。ね?」
身体を密着させ、撫でさすりながら指を郁実の体内へ進める。
焦らず、少しずつ。
時間をかけて、颯真は指一本を埋め込んだ。
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