88 / 142
第六章・7
相談、とは。
「颯真さんが情報を広めてくれたおかげで、お店は大繁盛なんです」
「あ、バレてた?」
ありがとうございます、と郁実は笑顔だ。
「ただ、店には僕一人しかいないんで、お客様をお待たせしてしまうんです」
「なるほど」
「他のスタッフを増員したいと思ってるんですけど、どうですか?」
う~ん、と颯真は考えた。
確かに人手は必要だ。
ただ、郁実は若い。
彼を下に見るような人材では、ダメだ。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
88 / 142
ともだちにシェアしよう!