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第七章・12
「う、の次は? う、ん? う、れしい?」
郁実は、首を縦に振った。
何度も何度も、振った。
「嬉しい、です。颯真さん、僕……、僕……」
「結婚して、くれるね?」
「はい……」
愛してるよ、郁実。
愛してます、颯真さん。
先はどうなるか、解らない。
ただ、この今に結んだ二人の誓いは、輝く希望となって道を照らしていた。
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