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第九章・8
「足が痛かったらすぐに言うんだぞ?」
「はい、颯真さん」
ベッドに郁実を寝かせて、颯真は丁寧にその身体を拓いていった。
耳を食み、首筋をなぞり、乳嘴に口づける。
「……っ、あ。あぁ、ん。はぁ、あ、あぁ……っ」
控え目な郁実の反応は、ちっとも変わらない。
だが、颯真はその身体の震えを新鮮に感じていた。
「力、抜いて。怖くないから」
「あ、あぁ。そう、ま、さ……、あぁッ!」
柔らかく性器を弄りながら、颯真は郁実の蕾をまさぐった。
ローションでぬめるそこは熱くひくついており、颯真を受け入れる準備はすぐに整った。
「郁実のここは、もう欲しいって言ってるけど。大丈夫? いけそう?」
「あっ、ん。颯真さん、来て。僕、早く欲しい……ッ」
以前より少し積極的な郁実に、颯真は眼がくらんだ。
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