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第九章・10
颯真が動くたびに、ぐちゅくちゅとローションが鳴り、その音に郁実は身悶えた。
「あ、あんん! やッ、あぁ。あっ、はぁ、はぁ、あぁん!」
「郁実、もっとおねだりがあるだろ? 言ってごらん」
「颯真、さんんッ! おく……、まで。もっと、奥まで……ッ!」
そうだよな、郁実。
君は、奥までずんずん突かれるのが好きだったよな。
「よくできました!」
「ひあぁ、んッ! あッ、あッ、あぁッ! ヤあぁあん!」
ごめんなさい、颯真さん。
僕、僕、もう……、ダ、メ……ッ!
勢いよく、郁実の精が颯真の腹まで飛んできた。
「あはっ。元気いいなぁ!」
「も、ヤだ……ッ」
「じゃあ、俺も」
「え?」
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