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調教師①

空が目をさましたのは、見慣れないベッドの上だった。 まるで高級ホテルの一室のような広くキレイな部屋だった。 「目が覚めたか」 「あなたは…」 「自己紹介をしていなかったな。俺の名前は島田だ。調教師をしている。」 はっとした。 この人は、オーナーと呼ばれた男の隣にいた男だ。 それと同時に昨日の情事を思い出し、空はカッと赤くなった。 「ぼ、僕を家に帰してください!」 「何度も言っているがそれはできない。きみはこの館でお客様の接待をするんだよ。早速今夜からね」 「そんな…っ、なんで僕なの…?もういやだ…、帰らせて、お願い」 空は涙を流しながら言った。 「悪いが泣いても駄目だ。恨むなら、君のその美しい容姿を恨むんだな、美少年よ」 島田は嘲笑うように言った。 「さて、接待までまだ時間がある。今君は全裸だから、この館での服を与えよう。」 全裸、と言われ自分が何も着ていないことに気付いた。 「やっ」 慌てて、空は布団で身体を隠す。 「ふふ、可愛いな。そういう純粋な行動がますます興奮させる。調教のしがいがありそうだ」 男は舌なめずりをした。

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