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調教師②
「お前の服はこれだ。この館にいる間は、これ以外の服は着るんじゃない、いいな」
差し出されたのはランジェリーだった。
「こ、こんなの!服でもなんでもない!女の人が着るものじゃないですか!」
「じゃあ、全裸で過ごすか?お前にはその2択しかないんだぞ」
「…っ、こんなの…」
空は悔しさに布団をぎゅっと握った。
だが、こんな服でも全裸でいるよりはましだと考え、泣く泣く着る決意をした。
「よし、最初は俺が着せてやる。こっちへ来い」
手招きをされるが、空は布団から出る勇気がなく、そのまま動けずにいた。
「まったく手間をかけさせるな」
島田は、空の手を引っ張り、布団から出させた。
「ぃやっ…」
空の白く未成熟な裸体があらわになった。
手を捕まれ隠したくても隠せず、せめて顔を逸した。
島田は、そんな空の裸体を改めてまじまじと見る。
「本当に可愛い身体をしているな。透き通るような白い肌だ。あの冷静なオーナーが興奮をあらわにするのも頷ける」
そう言って、空の脇腹をツーッとなぞった。
「ひぁっ、んぁぁ…」
「なんだ?感じたのか?まったく嫌らしい子だ」
島田はニヤリと笑いながら言った。
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