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初接待⑦

「いやぁっ!見ないで!」 空は顔を真っ赤にして叫んだ。 モニターはすぐさま空のペニスを映す。 会場は大きくどよめいた。 「おお!素晴らしい!」 「可愛らしいちんこ、いやおちんちんって感じだな!」 「少し勃ってきてるじゃないか。見られて感じたのか?」 「先端が顔を出してきたな。なんて綺麗なピンク色なんだ!使われていない感じがいいな!」 「美しいペニスだ。もはや芸術だ」 その時、客の一人がすごい勢いでステージに駆け上がろうとした。 「触らせてくれ!彼の身体を触らせてくれ!!」 そう叫びながら、男はステージをよじ登ろうとする。 「やっ、こないで…っ」 空は怯えながら言った。 その男は、すぐさま数人の警備員により取り押さえられた。 「ルールを守っていただけないお客様は、ご退場頂きます。そして、この館への出入りは禁止させていただきます。連れていきなさい。」 オーナーは冷たく言い放ち、その男は「頼む、少しでいいから!」と狂ったように叫びながら、連れて行かれた。 「ぅっ、ひっく、うぅ…」 マイクを通してすすり泣く声が聞こえた。 空は、羞恥と恐怖に耐えかねて泣いていた。 「ぅ、も、やだ…、なんで…っ、こんな、恥ずかしい想いさせるの…?こんなの、おかしい…っ、みんな異常だ!ひっく、もう、やめて…、もう僕の事、見ないで…」 空の悲痛な訴えに会場は打って変わって静まり返った。 それは空に同情したからではない。 恥ずかしさのあまり涙を流し、可愛い声で懇願する空に全員が欲情したからである。 オーナーですらもゴクリと生唾を飲んだ。 「空君、泣いてしまいましたね。泣き顔もとても可愛らしいですね。このように、本当に恥ずかしがり屋なので、ドS心を擽られることは間違いありません。では、初回のご紹介はこれまでと致します。次回以降につきましては、ホームページにてご案内致します。因みに彼は、初めてのAAAランクとなりますので、少々お値段はお高くなりますのでご承知下さい」 オーナーはそう言ってその場を締めた。 島田達数名が空の拘束を解き、ステージ外へ連れて行く。 「おい、もう終わりか!」 「もっと彼を見せてくれ!」 「頼む、待ってくれよ!」 どよめく会場をよそに、その場はお開きとなった。

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