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ペニスリング①

昨晩は泣き疲れて、気付いたら眠ってしまっていた。 起きたのは翌日の昼頃だ。 部屋のクローゼットには、例のランジェリーが何着もあった。 それ以外の服はなく、これしか着るものがないという事実を改めて認識させられる。 ドアは外側から鍵がかけられていて、出る事はできなかった。 他にもどこかに逃げ道がないかを確認したが、望みは皆無だった。 窓は、天井の方に小さいものがひとつあり、そこから日が差し込んでいた。 それ以外に窓はなかった。 暫くすると、仮面を被った男が食事を運んできた。 ひと目で分かるほど、高級な食事だった。 隙を突いて逃げようとも考えたが男は数人おり、到底逃げる事などできそうになかった。 部屋にはテレビもあったが、そんなものを見る気力もなく、食欲もなく、空は、ただベッドの上で膝を抱えてうずくまっていた。 これから自分はどうしたらいいのか、どうやったら外に出られるのか、ただそれだけに思考を巡らせた。 また暫くすると、ドアの鍵が外側から開いた。 入ってきたのは、島田とオーナーだった。

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