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公開くすぐり①

悪夢のような個室接待から2日後。 空は全裸で、接待用の大広間で天井から伸びた鎖に両腕を万歳の状態で縛られ、両脚も床からの鎖に縛られていた。 部屋には、オーナーと、中年の男が10人くらいいた。 「お待たせ致しました。本日は、公開くすぐりのイベントを行います。お手持ちの筆で思う存分、空君を擽ってあげましょう。ただし、筆以外で彼に触るのは禁止ですので、ご注意ください。ご存知かと思いますが、万一ルールを破られた方は出入り禁止となります。それではどうぞ」 オーナーの合図と共に男達は、鼻息を荒くしながら一斉に空の周りに集まってきた。 「…ぃや…、怖い…っ」 俯いてやり過ごそうとしていた空だったが、大勢のオトナの男が筆を持って自分の周りに一斉に集まるのがあまりに恐ろしく、思わず気持ちが口から出てしまった。 「ハァハァ、怖がらなくていいよ、空君」 「間近で見ると本当に可愛いなぁ。顔も身体も」 「手で触れないのが非常に残念だ。もっと金があればなぁ…」 男達は、筆を空の身体に伸ばした。 首筋、胸、腹、脇腹、背中、内股など、一斉に空の身体を筆が蹂躙する。 「ひぁっ、ゃん、ぁッ、全部くすぐらないで…っ」 男10人による全身のくすぐりに空は悶絶した。

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