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媚薬③
オーナーは空を横たえて、再び口付けをする。
「んんっ、んぅ」
口の中をこれでもかと言うほど掻き回され、舌を吸われる。
「あぁ、空くんの唇は柔らかいね。可愛いよ」
オーナーは空の唇を指先でなぞる。
「いや…」
恋人にされるようなその行為に身震いがして、空は顔を反らした。
「空君、君は私の事が嫌いかな?私は君の事がとても好きだよ。今まで、"商品"に対してこんな気持ちになったの事はないよ」
「…僕は商品なんかじゃない」
「そう、その強気なところが私を惹き付ける」
オーナーは、空の首筋を舐める。
「はぁん、ぁ」
そのまま身体をずらしていき、普段から付けさせられているメンズブラをゆっくりと外した。
「可愛い乳首が出てきたね。こんなに可愛いんだから、メンズブラなんかで隠さずに常に晒していた方がいいのにね」
「そんなのやだっ…」
空は首を横に振った。
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