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診察②

白い胸と腹が初老の医者の目の前に現れる。 聴診器を胸の中心や腹部にあてられる。 ひんやりとした感触に空は少し身体をビクつかせた。 「心音は乱れておらんな」 そう言って、聴診器をずらしたとき、空の胸の突起を聴診器が掠めた。 「…ぁん」 空は小さく声を出してしまい、慌てて口を紡ぐ。 「なんじゃ?どうかしたのか?」 男は、わざとらしく聴診器で乳首を掠めるようにする。 「やん、ぁ、も、終わりにしてください…、風邪、ほとんど治ってますから」 身の危険を感じた空は言ったが、男は聞く耳を持たなかった。 「まだ診察は終わっとらんよ。大人しくしとるんじゃ」 男は聴診器でクニュっと乳首を押し潰した。 「いやぁ…っ」 空は堪らず声を漏らす。 「なんじゃ?感じとるのか?診察をしているだけなのに、けしからんな。」 男は叱るように聴診器で乳首をグリグリと押し潰す。 「ぃぁっ、ゃ、んぁっ、やめて…っ」 「けしからん、けしからん身体じゃのぉ!」 男はそう言いながらも、欲情し、ギラギラとした目つきをしていた。 「…っ、こ、こんなの…、診察じゃない…!」 空はキッとその男を睨んで言った。 「なんじゃ?わしの診察に文句をつける気か?」 男は、片方の乳首をきゅっと捻った。 「ひぁぁっ!」 突然の刺激に空は堪らず身体を仰け反らせる。 「はぁはぁ、いやらしい声をあげおって。そうじゃ、今から触診をしてやろう」 男は興奮気味に言うと、聴診器ではなく手で直接空の身体に触れた。 「おぉ、何という肌触りじゃ。絹のようじゃ…!」 男は空の上半身を撫で回す。 「やぁ…、触らないで…」 空は男の手からなんとか逃れようとした。 「こら、診察中に逃げるんじゃない」 男は両方の乳首をぐっと引っ張った。 「いやぁぁ!引っ張らないで…!」 「はぁ、おまえさん、可愛いのぉ。ん?乳首が尖ってコリコリしてきておるな。病気じゃないか調べてやろう」 男はニヤニヤと卑下だ笑みを浮かべながら乳首をクリクリと弄る。 「やぁん、ぁっ、も、やだぁ…」 「やれやれ、せっかく診察しているのにやだとはなんじゃ。この分だと下の方も診察が必要じゃのう」

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