123 / 224

ライブ配信④

空とレオは別々にシャワーを浴び、用意されたバスローブに見を包んだ。 空に用意されたバスローブは少し大きくて、空の身体はすっぽり隠れてしまった。 「ふふ、ソラ可愛い。バスローブに着せられてるみたい。」 「バスローブが大きいんだから仕方ないじゃん」 空を見て笑うレオに、空は頬を膨らませた。 こんな状況なのに、そういう軽口を叩けるのもレオのお陰だと空は心の中で思った。 「さて、そろそろ時間だ。始めて構わないよ。もうカメラは回っているし、お客様も君たちの登場を首を長くして待っているよ。レオ、君が空をリードしてあげなさい」 「オーナー、わかってるよ。ソラ、ボクがリードしてあげるから安心して」 レオは空の手を取り、複数のカメラが向けられたキングサイズのベッドに向かう。 ベッドの縁で、2人は向かい合った。 2人は15センチ程の身長差があり、空はレオを見上げる形となった。 レオはゆっくりと自分のバスローブを脱ぎ去った。

ともだちにシェアしよう!