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孔の中⑤
空は体を丸めてぐったりとしていた。
「何をぐったりしておる。まだ診察は終わりじゃないぞ」
老人は空を休ませることなく、両脚を掴むとM字開脚の状態にさせた。
「や…っ、開かないで…!まだ何かする気…?」
「当たり前じゃ。まだ自分で患部を見とらんじゃろう?」
そう言うと、鞄から鏡を取り出し、クスコを付けられたままの後孔を映した。
「ほれ、見てみぃ。中がうねうね動いておるじゃろう?」
老人は空に鏡を見せ付ける。
「いやだ…っ!そんなの見たくない!」
空は目をそらした。
「なんじゃ?逆らう気か?ちゃんと見ないと…」
「…ッ!わかった…!見…ます…」
空は泣く泣くその鏡越しに自分の尻の中の様子を見させられる。
「どうじゃ?自分の中を初めて見る感想は?中肉がピンク色でヒクヒクしていやらしいじゃろう?ん?」
空は言葉が出なかった。
自分の身体の中を見せつけられるなんて。
恥ずかしさに体中を苛まれ、涙が自然に流れ始める。
「ぅ…ひっく…ッ」
「なんじゃ?また泣いておるのか?自分のお尻の中を見せられたのが泣くほど恥ずかしいのか?ヒッヒッヒ」
老人は、今度は空の両腕を掴んだ。
「ゃ…、なに…っ、離して…」
老人は手錠を取り出し、ベットヘッドに両腕を括り付けられた。
万歳の状態にされ、現れた脇の窪みを老人がじっと眺める。
「なんじゃ、お前さん脇の毛も生えとらんのか?」
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