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外出④
「…っ、離して…」
空は、顎を強く掴まれる痛みに耐えながら、島田を睨む。
「小さい顔だな。肌が透き通るように綺麗だ。目がくりくりとして、まつげも長い。唇は薄くピンク色だ。まさに美少年だな。」
「…見ないで…」
顔をまじまじと観察され、空は目をそらす。
「…可愛いな」
島田は呟くように言うと、空の頬をペロリと舐めた。
「…ぃや…」
空は悪寒が走り、身を捩る。
島田は空の太ももに掌を這わせ、スカートのなかをすりすりとまさぐる。
「んぁ…ゃ…やめ…ッ」
「すべすべとした脚だ。こうしていると、キャバクラで女の子にセクハラしてるみたいで興奮するな。太もも触られるだけで感じるのか?本当に敏感な体してるよな」
島田は楽しそうに言った。
「なぁ、お前ってどこが一番感じるんだ?」
島田が唐突に聞いた。
「…そんなの…知らない…」
空はふいっとそっぽを向いた。
「おいおい、自分の体だぜ?知らないなんてこたぁないだろ?まぁお前は全身性感帯みたいだからどこ触られても感じるんだろうけど。1番感じるとこはどこなのか教えろよ。ここか?」
ここといってスカートの上から空の性器をちょんちょんとつついた。
「やぁ…、ん、触らな…で…ッ」
「それとも尻の中か?」
シートと空の尻の間に指を潜り込ませ、空の後孔をスカートの上からぐりぐりと押した。
「んゃぁ…やだぁ…」
「乳首も敏感だよな?」
服の上から乳首を突かれる。
「やぁん…」
空は島田の手から逃れるように身体を捩る。
「逃げんなよ。…おっと着いちまったか。もうちょっと遊んでいたかったがまぁ仕方ない」
島田がさらに空に悪戯をしようとしたところで車が停車した。目的地に着いたようだ。
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