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狂宴⑫
空とレオはきつく抱き合う。
「ソラ、遅くなってごめん…!」
「ううん…レオ、ありがとう。レオはいつも僕のこと助けに来てくれるね。」
空とレオは向き合った。
先に空が口を開く。
「会いたかった!」
そして、空からレオに口付けをする。
喧騒と銃声の中、2人は目を閉じて長い口付けをする。
そこはまるで2人だけの世界だった。
やがて口を離すと、空は潤んだ瞳でレオの瞳をまっすぐに見つめる。
お互いに瞳に映る自分を認識するほどに2人は見つめ合う。
「レオ」
「何?ソラ」
「…好き…僕はレオの事が好き‥!」
空の目から涙がツーッと流れ落ちる。
レオはそれを指で拭い、空に答える。
「ボクも好きだよ。ソラ。」
そして2人は再び口付けをした。
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