222 / 224
狂宴⑬
オーナーの護衛達が次々と倒され、その場にいた男達は取り押さえられていく。
「くそっ」
オーナーは一人逃げ出そうと駆け出そうとするが、銃口を向けられ立ち止まる。
「この館のトップはお前だな?」
スザクはオーナーに銃口を向けたまま言った。
「…っ、見逃してくれ…!助けてくれ…!」
完全に冷静さを失ったオーナーは涙声で言った。
「そう言って助けを求めていた少年達をお前は助けたのか?」
そう言うとオーナーの腹に拳をめり込ませた。
「ぐはっ…」
オーナーはその場に倒れた。
「お前には聞きたいことが沢山ある。楽に死なせはしないよ」
スザクは冷徹な目でオーナーを見下して言った。
ともだちにシェアしよう!