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大原と早川6

 口内へ侵入した彼の舌に吸い付いたり、自分のものを絡ませてやると、吐息混じりの可愛い声があがる。 「んっ、ふ…ぅ……」  本当はマナー違反だが目を開けてみると、頬を赤く染めてぎゅっと目を瞑った彼が、ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てながら、一生懸命自分のキスに応えてくれようとしているのが見えた。そして、気持ちよくなり始めたのか、自分の膝の上でもぞもぞと腰を動かし始める。ーーなんて、なんて可愛らしいのか。 「……っ、は、駿太、気持ちいい?」 「ん、ぅ……はぁ……え、なんで?」 「腰、揺れてる」 「えっ、嘘……あっ、なご、待って!」  パンツの上から、緩く勃って主張している早川の中心に触れようとしたが、止められてしまう。どうして、と視線で問いかけると、彼はさらに顔を赤くして、恥ずかしそうに視線を逸らした。 「うぅ……、その…っ、う、うしろの準備、してない……っ」  ーーああ、なんだ、そんなことか。  大丈夫だ、と安心させるように、さらさらと頭を撫でた。早川が嫌がることをするつもりはないし、絶対にしない。 「大丈夫、後ろは触らないから」 「…うん、前だけ、なら……、だいじょーぶ…」 「うん、駿太が嫌なこと、しないから安心して」  早川から許可が出て、さっそく彼のパンツを降ろし、下着の上から指でつう、と中心を撫でてやる。ぴくりと彼の身体が震えて、じんわりと下着に薄い染みが広がった。  彼の中心はすっかりと勃ってしまって、下着の中では窮屈で可哀想だ。下着に手を掛けて脱がそうとした時、彼がまた静止の声を上げた。 「あっ、でも…俺だけじゃ恥ずかしいから…、俺も、なごの……触ってもいい?」  なんて可愛いお願いなのだろうか。断る訳がない。別に自分のものは平然としていたのだが、今の早川のお願いで反応してしまった。情けないが、早川のことになると自分は平然としていられないのだ。 「んっ……、あっ、ナゴも、ちょっと勃ってる……よかった…」  そう言って安堵の表情を浮かべる早川に、さらにキュンと胸が締まる。そしてさらに自身のものが硬さを増してしまう。情けないが、こう言う時の身体はどうしてこんなにも素直なのだろうか。  互いのものを下着から取り出して、裏筋同士をくっつけて一緒に上下に扱く。既に濡れていた早川のものから、さらに先走りが溢れ、くちゅくちゅと卑猥な音が鳴る。 「んう、は、あ……なご、っ…」 「…ん、どうした?」 「きもちい……も、やば…い、かも…」  早川は空いている方の手で大原の着ている服をぎゅっと握る。我慢しているがもう限界が近いようで、顔を大原の肩口に埋めて、ピクピクと身体を震わせている。

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