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3-03 のんびりとした一日

修学旅行から帰ってきた翌日。 今日は、修学旅行のお疲れ休みで、学校は休み。 だから、朝から雅樹と待ち合わせをしてのんびりしている。 ぽかぽかして暖かい日だ。 ここは、いつものショッピングモールの正面出口の公園。 ベンチに座り、雅樹に膝枕をしてあげている。 「贅沢だな。平日の昼間から、こうやって、めぐむの膝枕だなんて」 「そうだね。でも、お疲れ休みだから、ちょうどいいよね」 僕は、雅樹の髪の毛を撫でるように触る。 雅樹はあくびをする。 僕もつられてあくびをした。 「ねぇ、めぐむ」 「なぁに?」 「何かしたい事ってある?」 「特にないけど、強いて言うなら、温泉にでも入りたいな」 「そうだな。あ、そうだ。俺んちで風呂でも入ってのんびりするか。温泉の素を入れてさ」 「え? いいの?」 「いいよ。平日だから、家族みんないないし。夕方までゆっくりできる」 「じゃあ、行きたいな」 「よし、じゃあ今日は徹底的にのんびりしよう!」 僕と雅樹は、飲み物とお菓子を買って、雅樹の家に向かった。 「大した風呂じゃないけど、浴槽だけは大きいんだ。先に入っていてよ」 よその家のお風呂に入るってなんだか緊張する。 僕は、服と、下着を脱ぎ、お風呂場に入った。 確かに大きなお風呂だ。 僕は、体を流し湯舟につかる。 「あぁ、気持ちいいなぁ……」 外から、雅樹の声が聞こえる。 「足、伸ばせるでしょ? 親の風呂道楽でさ、大きさだけはあるんだ」 「うん。旅館のお風呂みたい」 ガラガラ。 「ははは、それはちょっと言い過ぎ」 雅樹が入ってきた。 「どう? 湯加減は?」 「うん。とってもいいよ」 「入浴剤をいれよう」 湯が濁る。温泉のいい香りがする。 「さて、と……」 雅樹が浴槽に入ってきた。 雅樹と一緒に浸かる。 二人が入れる大きさ。やっぱり、大きい。 お互い向かい合わせで足を伸ばす。 「めぐむ、こっちへこいよ」 「うん」 僕は、浴槽の中を移動して、雅樹に寄りかかるような態勢をとった。 雅樹は、僕を後ろから抱くように手を回す。 雅樹の息が耳にかかる。 雅樹の手はさりげなく、僕の乳首に触れる。 「あ、あん……だめ……」 思わず喘ぎ声がでる。 背中に雅樹の固くなったものがあたった。 「ねぇ、雅樹、フェラしてあげようか?」 「ううん。めぐむ、疲れているんだからいいよ」 「……でも、こんなに固くなっているよ」 僕は後ろに手を回し雅樹のペニスを直に触る。 「めぐむだって、大きくなっているじゃん……」 いつの間にかに、雅樹の手は僕のペニスを握っていた。 「じゃあさ、こうしよう」 雅樹と僕は、洗い場に出た。 そして、向い合せに座り、お互いのペニスを合わせる。 「ほら、こうやってくっつけて、握れば、一緒にしごけるから」 「なんか、いやらしいね。でも、ピッタリくっついて、僕達みたい」 「まぁ、俺達なんだけど。ははは」 雅樹の大きな手が、僕と雅樹のペニスを包み込んで同時にしごく。 「あっ、あっ、気持ちいい」 「うっ、うん。気持ちいいなぁ、はぁ、はぁ。めぐむもしごいて」 僕も両手を合わせでてしごく。 「雅樹のおっきい。雅樹のがビクンビクンするのが伝わってくる」 「めぐむのだって、小刻みにビクビクしているじゃないか」 「いっしょに。あっ、あっ、お願い、いくっ……」 ドピュ、ドピュ……。 二人分の精液が手のひらにかかった。 僕は、手のひらにどろっとしたものが付いたまま、二人合わさったペニスを優しく撫で回す。 いった後の敏感になった先っちょの部分が、ぬるぬるして気持ちいい。 「とっても、きもちよかったね」 「ああ。さぁ、もう一度、湯舟につかろう」 「うん」 また、二人して、のんびり湯舟に浸かった。 僕は振り返りながら、雅樹の唇を吸う。 舌を絡ませる。 んー、んっ、ん。 ぷはっ……。 体がとろけて、最高に気持ちいい……。 しばらくそうしているうちに、体があったまってポカポカになった。 「そろそろ上がって、俺の部屋へ行こう」 「うん」 僕は、ふかふかのタオルで身体を拭くと、キャミソールとショーツだけを身に付けた。 そして、雅樹の部屋に入ると、雅樹に勧められるがままにベッドに横になった。 「雅樹の匂いがする」 「汗臭い?」 「ううん。いい匂い。お日様の匂い」 「めぐむ。俺も横に寝ていいか?」 「いいよ」 僕は少し、横にずれる。 ベッドを揺らし、雅樹が横になった。 僕はすかさず、雅樹の手を探って繋いだ。 指を絡めて恋人繋ぎ。 こうやって、手を繋いでいると気持ちが安らかになるんだ。 天井を見上げた。 「ポカポカして気持ちいいね」 「ああ」 僕は雅樹の方に首を向け、自然のうちにキスをする。 戯れるようなキス。 唇をむさぼり、下唇を甘噛みする。 次第に、とろんとしてくるのを自覚した。 「ちょっと、うたた寝しちゃっていい?」 「いいよ、めぐむ。ゆっくり休んで」 僕はいつの間にか寝てしまった。 何かの楽器の音で目がさめた。 「あれ、僕、寝ちゃっていた?」 「すーすー、寝息をたてていたよ。可愛いかった」 雅樹はデスクの椅子に座り、楽器を演奏していたようだ。 僕は起き上がって、ベットに座り直す。 「ねぇ、雅樹は何しているの?」 「あー。うるさかった? ごめんよ。音を出さないようにしていたんだけど、すこし出ちゃうんだよ」 「エレキギター?」 「うん」 「すごい! 弾けるんだ」 「ああ、少しな。兄貴の見よう見まねで。練習していたところ」 「練習? どこかでライブでもするの?」 「いや、ちょっとな……」 「僕も聞きたいよ」 「ははは。その内に聞けるよ」 「ふーん。よくわからないけど、その内に聴けるならいっか」 雅樹は、ギターを置くと、ベットの僕の横に座った。 「めぐむ……」 雅樹はそう言うと、僕の唇にキスをする。 そして、真面目な顔になった。 ひと呼吸してから言った。 「やっぱり、めぐむとエッチしたいんだけど、いいでしょうか?」 「僕も、エッチしたいなぁ、と思っていました……」 二人、目が合う。 ぷっ、っと同時に笑う。 「どうして、敬語なの?」 「めぐむ、こそ。ははは」 「ちょっと、お稲荷様のお告げを思い出して、素直になろうとおもって……」 「あぁ、俺も。お稲荷様のお告げどおり、めぐむに無理させないように、って思って」 二人して笑った後、雅樹は僕を優しく抱きかかえる。 「めぐむ、優しくするからな」 「うん。優しくしてね」 僕は雅樹の首に腕を回し抱きついた。 そのまま、雅樹に押し倒される。 雅樹の重み。 苦しくはない。ぎゅっとされて心地いい。 唇が塞がれる。 んっ、んっ、ん……。 舌が絡みつく。 気持ちいい。とろける。 ぷはっ……。 キャミソールを捲られ、乳首をしゃぶれる。 あっ、あん。喘ぎ声。 「めぐむの乳首、立ってきたよ……」 指の腹でこすられ、乳首の先は摘まむようにコリコリといじられる。 「あっ、だめ。そんなに。あっ、あっ……」 その間にもショーツが脱がされる。 そして、僕のアナルに雅樹に指が触れた。 「めぐむのここ、もうヒクヒクしているね」 「恥ずかしい。あっ、指をいれないで」 雅樹は、僕のアナルに指を入れる。 僕の気持ちいいところが刺激されて、下半身が徐々に熱くなって来る。 そして、二本挿入したところで、僕の半立ちになったペニスの先からおつゆが流れだした。 「めぐむ、そろそろ入れるよ」 「うん、入れて。雅樹のおっきいの」 雅樹のペニスの先がアナルに当たるのが分かる。 熱い。 いいよ。入れて……。 雅樹のペニスの先で、つんつんと優しく愛撫される。 アナルがヒクヒクしているのが自分でもわかる。 はやく。 ほしいよ。 なのに、おかしい。なかなか、雅樹のペニスがやってこない。 「雅樹、どうしたの? はやく、入れて」 「いや、優しくな。ゆっくり。ゆっくり」 「もう、そこは、一気に入れて!」 僕はそう言うと、雅樹のペニスを手で抑えて、自分のお尻を突き出す。 ズズっとアナルが広がる感触。 そして、圧迫感。 あんっ。 おっ、奥まで……入っちゃった。 すごい……。 「うぅ、めぐむ、優しくって、はぁ、はぁ、言ったじゃん」 「あっ、あっ、いいの、いいの。激しくして」 雅樹は、いつものようにピストン運動を始める。 あっ、あっ、あっ……。 ベットがきしむ音がする。 「はぁ、はぁ、いいのか? 激しくして?」 「あっ、あん、うん。激しくして、いつもみたいに。あっ、あっ……」 雅樹は「わかった」と言うと、息を荒くして、激しくペニスを出し入れし始める。 あぁ、気持ちいい。 アナルの中が痺れて、下半身の感覚が麻痺しているよう。 背筋に電撃が走るような感覚。体がギュッとしなる。 「あっ、あっ、イキそう。雅樹、雅樹」 「うぅ、こっちもだ、めぐむ。出すぞ、めぐむの中に!」 雅樹のペニスの痙攣が伝わる。 そして、精液が発射される感覚。 あぁ、いく……。 頭の中が白くなる。 僕も程なく絶頂に達した。 二人の体がビクンビクンと脈打つ……。 僕と雅樹は繋がったまま、ぎゅっと抱き合った。 そしてキスをした。 はぁ、はぁ……。 二人の息が荒く、互いの唾液が糸を引く。 そして、落ち着いてくると、唇同士を触れ合いながら、互いにやさしく愛撫する。 「めぐむ、結局いつものようにエッチしちゃったじゃないか」 「うん。いいの。だって、お告げだと」 僕は雅樹に微笑む。 「『素直』になれって。『無理』に我慢するなってことでしょ?」 僕はそう言って、汗ばんだ雅樹の体に抱き着いた。 そして、雅樹に耳元でささやいた。 「だから、もう一回ね!」

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