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3-04-4 文化祭 お化け屋敷(2)
しばらく、代わりばんこで驚かし係をやった。
慣れてくると、お客さんによって、驚かせ方にもバリエーションを付けられるようになった。
「雅樹、僕達、プロになれるんじゃない?」
笑いながら言う。
「そうだな、どこかの遊園地でバイトでもしようか?」
「ふふふ」
あぁ、楽しい。
でも、きっと。
雅樹と一緒にしているから、こんなに楽しいんだ。
時計を見ると、あともう1組ぐらい。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
「次の僕の番で最後かな。よーし。思いっきり驚かすぞ!」
最後はどの被り物でいくか考えていると、雅樹が言った。
「めぐむ。ちょっとおかしいことがあるんだ」
「えっ? どうしたの?」
「もしかして、本当にお化けが出たのかも!」
僕は、ひっ、と瞬間的に雅樹に飛びつく。
「驚かさないでよ」
「だって、ほら」
雅樹はそう言うと、僕の手を掴み、自分の股間にいざなう。
固くなっているものに手が触れる。
もう!
僕は、雅樹をじとっと見つめ、
「仕事中に冗談はやめてよね!」
と言うと、振り向いて持ち場に戻ろうとした。
「いや、冗談じゃないんだよ……」
雅樹は、後ろから僕に抱き着く。
そして、真面目な声で言った。
「だって、確かにめぐむが可愛いからエッチしたくはなるけど、何もしていなくてこんなに固くなるか?」
「そんなの、知らないよ……」
背中に固いものが当たっているのが分かる。
「もしかして、お化けの仕業じゃないのかな?」
「そんなことって……」
もう一度触ってみる。
確かに、ものすごく固い。
キスもしてないし、直接触ってもいない。
しかも、今は楽しい仕事中。
おかしいと言えば、確かにおかしい。
「めぐむ、ちょっと提案なんだけど、ここでしてみない?」
「えっ? ここで?」
「あぁ、そんなこと言っている間に、なんか、キスしたくなってきた。これもお化けの仕業かも」
そう言うと、雅樹は後ろから抱き着いたまま強引にキスをする。
んっ、んっ、んっ……。
舌が絡みつく。
僕は後ろを振り向くような無理な体勢だけど、抑えられたままで離れられない。
それに、なにか拒めないような感じがする。
……ぷはっ、はぁ、はぁ……。
雅樹の唇は、首筋に移動する。
舌が這う感じ。
あぁ、気持ちいい。
自然と体がしなる。
いつの間にか、僕のズボンがするっと足首まで落ちた。
雅樹の手がパンツの中にスッと入ってくる。
そして、僕のお尻を鷲掴みに、いやらしく揉み始める。
「あぁ、あん。だめ……」
そして、指はそのまま、アナルへ。
「なんだ、めぐむだって、ヒクヒクしているじゃないか」
「そんなことないよ。あっ、だめ……」
雅樹の指が入る。
一本、二本。
「あっ、やめて!」
僕はふらっとして、机に手をつき、そのまま上半身は机の上に突っ伏す。
はぁ、はぁ……。
あぁ、確かに、なぜか体は受け入れようとしているようだ。
「めぐむ、入れるね」
雅樹は僕のパンツをそのまま下ろすと、剥き出しになったお尻に体を押し付けた。
雅樹の肌の感触。
いつの間にか雅樹もズボンとパンツを脱いでいた。
そして、アナルに熱いものが触れる感触。
瞬間。
うっ……。
ズズっとお尻の穴が広がる。
「はぁ、はぁ……雅樹、なんか、いつもより、おっきい気がする」
「だろ? めぐむのここも、きつくて締まる。うぅ。気持ちいい!」
え?
僕にもお化けの仕業が?
そのとき、入り口からお客さんが入ってくる音が聞こえた。
「雅樹、どうする? お客さんだよ」
もうすでに、僕と雅樹は繋がっている。
「だめだ、めぐむ。もう止められないよ!」
そう言うと、雅樹のピストン運動が始まる。
あっ、あっ、あっ……。
気持ちいい……。
僕がしがみ付いた机を通じて、雅樹のピストン運動の振動がお化け屋敷の壁全体に伝わる。
ガタ、ガタ、ガタ。
「なんか、揺れてない?」
「こわい」
お客さんの話声。
「あっ、あっ、うぅ……ん!」
雅樹が僕の口を塞ぐ。
「めぐむ、だめだよ。声を出しちゃ。バレちゃうよ」
そんなこと言ったって……。
雅樹のピストン運動にリンクして、お化け屋敷が、ガタ、ガタと揺れる。
そして、間隔は徐々に短く、揺れは大きくなる。
「なんか、だんだん、大きくなってない? 揺れ」
「超怖いんだけど……」
お客さんは三つ目のところまで差し掛かってきている。
とはいえ、僕の下半身はすでに熱くて痺れている。
雅樹のいつもより大きいペニスに攻められ続けて、体中がビクンビクン痙攣をおこす。
あぁ、もういきそう……。
雅樹の痙攣の周期もだいぶ短い。
きっと、そろそろ。
頭の中が白くなる。
あぁ、いきそう、雅樹、雅樹、あっ……。
その時、雅樹のペニスから熱いものが発射された感覚。
そして、いつもより、激しい突き上げ。
「あぁ、あーっ!」
いつの間にか、雅樹の手が僕の口から外れ、僕の絶頂の声が漏れ出した。
「キャー!」
お客さんはそう叫ぶと、バタバタ足音を鳴らしながら出て行った。
はぁ、はぁ……。
僕は机にうつ伏せになったまま、いった後の余韻に浸る。
「はぁ、はぁ。なんとかなったね。雅樹」
「はぁ、はぁ、はぁ、そうだな。大成功か?」
余韻もつかの間、交代時間の連絡が入る。
「大変! 雅樹、交代の人きちゃうよ」
「おう」
雅樹は、めるっと僕のアナルからペニスを引き抜く。
僕は、息を整え、そのままパンツとズボンを上げて身なりを整える。
雅樹も急いで支度をした。
丁度そのとき、交代のペアがやってきた。
「交代にきたぞ」
「ああ、待ってたよ」
雅樹は平静を装い答える。
「それにしても、すごかったな。今出ていったお客さん、冷や汗で顔中びっしょりだったぞ!」
「どんな、驚かし方をしたんだ?」
交代の二人は信じられない、といった表情で質問をしてきた。
僕と雅樹はお互いを見合う。
「まぁ、普通にかな……」
僕と雅樹は廊下に出ると、小声で話す。
「ねぇ、雅樹。きっと、驚かしのお化けだったんじゃない?」
「そうかもな。今日一番の驚かしだったもんな」
「それに、いつもより、その……気持ちよかった……」
「俺も、めぐむのあそこ、きゅっと締まってさ……」
雅樹の身振りの説明に、僕は恥ずかしくなって、雅樹の足を踏む。
「いたた!」
雅樹は、悲鳴を上げながらも、微笑みながら言った。
「それにしても楽しかったな!」
「うん!」
でも……。
お尻から雅樹の熱い精液がたらたらと垂れる感じ……。
はぁ、パンツ、ぐちょぐちょだ……。
もう、驚かしお化け! ちょっと、やり過ぎだから!
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