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幼馴染教師×強気生徒③
──公騎を保健室に連れていくと言う名目で、数学の授業は急遽自習に変更。クラスメイトの前で柴山に抱え上げられ、羞恥に固まる公騎が連れてこられたのはしかし、旧校舎二階の元数学準備室だった。
人の来ない旧校舎の中でもさらに奥まったところにあるこの部屋は、柴山の個人部屋…というのは表向きで、実際のところ二人の溜まり場となっていた。
年季の入った資料棚と作業机、積み重ねられた段ボールの置かれた部屋の奥。
窓際に立たされた公騎の背後から、柴山の腕が横腹を通って股間へと伸びる。
「あーあ。……ズボン、少し湿ってる」
敬語の解けた柴山は、教師時のミステリアスな雰囲気とは違ってかなり砕けた印象だ。
興奮しているのか、背中に当たる体温が高い。
「うぁっ……気持ち悪ぃから触んな、鬱陶しい」
手のひらで股間を包むように触られ、下腹部を包む濡れた感触。抗議を無視して弄り続ける柴山に、公騎は思わず顔をしかめた。
「気持ち悪い? それは僕の触り方が? それとも──ここ、さっき出したので濡れてるから?」
「……ンッ。……手ぇ退けろ、俺はさっきお前が言ったとおり保健室に行く……ってこら、何しやがる」
そこそこ体躯のある公騎を抱きかかえたまま、柴山は器用に制服のベルトを外し、ズボンと下着を床に落とす。ついでに上の服もボタンを全部外された。
現れたピンク色の筒からは白濁した体液が零れ出し、それが大腿部を伝って膝まで流れ落ちる。
「うっわ…ビッチャビチャだ。こんな格好じゃ廊下、歩けないでしょ? ……ほら見て向こう。今校庭でサッカーやってるの、信也のクラス」
信也は公騎の小学生時代からの親友で、柴山程では無いが、公騎の中ではかなり付き合いの長い友人だ。
指された方を見ると確かに、プレイ中の集団は公騎と同じ色の体操服を身に着け、その中に一人、見知った面影がゴール前を守っている。
「それがどうしたんだよ? ……うぐっ」
柴山の左手にはいつの間にかスマートフォンが握られており、長い指が画面を操作すると、今まで大人しかったマシーンが再び動き出した。
「この教室、校庭から少し離れているけど……目が良い奴ならこの窓、意外と見えるんだよね。だからこうやって、窓に密着すればッ……公騎が気持ちよくなるとこ、他の生徒に見られちゃったりして」
「あぐっ……てめ、他人にこんなところ見られたら……っ」
ガラスに擦れて乳首が凝り、敏感なそこを無意識に擦り付けてしまう。
察した柴山に右胸と屹立を握られ、公騎の腰が小刻みに痙攣した。
「おや……硬くなりましたねぇ? まさか見つかるかもしれないこの状況に興奮、しちゃいました?」
「ちがっ、その教師口調やめろ……おい、胸を揉むな……ッ」
「公騎君は、限界が近くなると『嫌だ』が増えますよねぇ。本当は僕の声も、前も後ろも……この小さな二つの突起も、ぜーんぶ敏感で大好きなのに…ね?」
「んなことな……あぁッ! 両方、摘む…な」
「そろそろ達しそうですねぇ、公騎君? ……ほら、今信也君がこちらを見ましたよ」
「あ、あぁ……見るな……ッあぁぁ──」
筒の外された先端から、溢れ出た液体がポタポタと床に水溜りを作る。
倒れ込む体を支えられ、柴山の腕で眠りにつく寸前。朦朧とした意識の中で公騎は、珍しく柴山の苛立った声を聞いた。
「……フフッ。まさか他の男を意識して絶頂するなんて。これは──帰ってから、公騎君にはお仕置きが必要だ♪」
──これは…今夜の結城は荒れるだろうな。
頭の隅で予感したのを最後に、公騎は束の間の眠りについた。
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