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第5話
物理で気持ちいいなら感情なんか要らないよな。
「あっ、ぁっんっあっ」
桐島はもう僕の操り人形みたいに腕に力が入ってなくて手を重ねたまま壁で支えた。桐島の尻穴が緩んで僕のちんこを出血せずに受け入れて、片手で腰を支えたり乳首弄ったりちんこ触ったりすると桐島は女の子みたいに高い声で鳴いた。僕が腰を打ち付けると小さな尻が歪んだり膨らんだりして中が柔らかく強くきゅきゅん絞ってきた。出ていかないで、って感じに僕のちんこに絡みついておねだりする。
「あっぁっんんッ、ぁ、」
ぱちゅぱちゅ音がするのがやらしかった。僕は口が寂しくなって小振りな耳をしゃぶった。舌先で迷路みたいな軟骨をなぞる。耳の穴の入口の栓みたいな耳珠 が面白くてソフトクリーム舐めるみたいにぺろぺろしちゃった。
「ああァッ…!ぅんンっ」
また乳首がこりこりし始めて指で擦って引っ張った。尻の中が僕を引き絞る。気持ち良過ぎて桐島に僕の喘ぎ声聞かせちゃって、顎乗せてた肩がさらに強張った。
「や、ァ、んんっぁあっん…!」
「きりしま、きりしま、」
高い声もっと聞きたくてそんな触ってないのにばきばきに固くなってるちんこを扱いた。
「んぁっ、ぁあ…っ成瀬、成瀬ッぅんんっ」
僕の手に捕まえられてないほうの手がちんこ扱く手を止めようとする。尻の中がとにかくきつく僕を絞って、堪らず壁に桐島を挟んだ。密着して奥の奥までちんこを収める。重ねた手が熱くなって汗ばんだ。僕の手も桐島の手と交尾してるみたいだった。握り潰しそうで、でも加減も出来ない。
「ぁ…あ……イく、……っ」
そんな下品なこと言うんだ、思ったし、桐島イくんだ、気持ち良いんだって思ったら僕のちんこもラストスパート掛けたくなって尻の穴に激しく出し入れした。桐島のちんこ触ってた手にびゅるって精液が飛んだ。でも勢いが無くてもっと出させてやろうと擦ったら根元を桐島が押さえてた。壁にぶっかけたくないのかな。僕は桐島の直腸 汚すけれども。
「僕もイくね?」
耳の穴も塞ぎたくなって舌挿れた。ぐっと桐島が僕のちんこ奥に持っていこうとして小さな尻歪ませたまま中に出した。全部出し切るまで腰が止まらなかった。中に塗り込む。カリが襞に引っ掛かるのも気持ち良かった。繋がったまま抱き締めちゃう。女の子は自分をイかせた男を好きになっちゃうらしいけれど、僕は桐島でイっちゃって好きになりそう。カラダを。
「ぁっ……ん、ん…」
ちんこ抜く時も桐島は感じたらしかった。僕の大きさに合わせて穴が開きっぱなしで白いのがどぷどぷ溢れてきた。卑猥過ぎる。女の子とする時はゴム付けるか外出しするから出したものが流れ出てくるのなんてAVとかでしか見たことない。指で掬うとナメクジが這った跡みたいな筋ができていた。指に桐島の腸液と9割僕の精液が混ざってるはずの液体が乗って、肩で息をしている桐島の口で洗った。桐島は壁伝いにゆっくり座り込んじゃって、トイレの床ってこと忘れているみたいだった。床に落ちてるクソダサいプレゼントの包み破り捨てて中のタオルでちんこ拭いた後、まだ気持ち良さに浸ってるらしい桐島に投げ付けてやった。下半身もココロもすっきりしてトイレを出る。スマホを出して耳に当てる。
「タっちゃん。今ね、裏会館に居るの」
迎えに来てよ。達央は快く頷いてくれた。悪いやつだよ、僕は。悪いやつだよ、僕は。悪いやつだよ!僕は!まだトイレから出てくる様子のない桐島にもうどうしようもない怒りが湧いた。僕は悪いやつだ!地団駄を踏んだ。何が気に入らないのかも分からなかった。みっともなく恥ずかしげもなく金切り声を上げていた桐島のその破廉恥さが羨ましい。僕だって叫びたいよ、金切り声上げて。
「礼斗 」
すぐに来てくれた達央に僕は抱き付いた。達央は僕を受け止めてくれた。筋肉質で、温かくて、何より落ち着いた。達央のカノジョになれたら幸せだろうね。誠実だし、浮気なんかするわけない。
「何かあったのか」
僕は達央の胸筋に胸を埋めながら首を振る。大きな手で髪撫でてくれた。
「じゃあ、どうした?」
恋人みたいに抱き合って僕の頭に達央の顔が乗った。
「ちょっとだけ気持ちがざわつく」
「そうか」
人通りはないとはいえ公共の場なのに僕等は男同士で乳繰り合った。さっきトイレでもっとすごいことしたけど。尻穴にちんこ突っ込んで2人で射精した!って武勇伝、めちゃくちゃ語りたいけれどね。肝試しの時廃墟の壁の穴にちんこ突っ込んでた先輩の話笑えないな。
「それなら落ち着くまでこうしていたらいいな」
「うん」
でも達央は僕の顎クイって持って上を向かせた。別に泣いてないのに目元を擦られた。
「どしたの」
達央を見上げた。達央のほうが泣きそうなカオをして、モデルみたいに綺麗で俳優みたいに堅実さもある顔が近付いた。顎掴まれてるし何か本能的な危機感とか拒否感とかもなく唇に柔らかいものがぶつかった。まぁ、こんなこともあるよな。普通の男子中高生だって旅館で乳繰り合うじゃん。ちんこ揉み合うじゃん。それの延長。何しろ達央はカノジョと別れたばっかりだからね。男とキスするなら達央がいいし、達央だって男とキスするなら僕がいいはず。僕の開きっぱなしの口に合わせるように口が重なって、なんか息するの悪いかなって思うと苦しくなるまで達央は口を離さなかった。窒息しかけて達央が顔を離した。息できなくて達央を突き飛ばしてしまう。
「…、」
達央は眉根を寄せて気拙そうなカオをしていた。僕は酸素を求めてぜぃぜぃした。
「まぁ、こういうこともあるよね」
僕も何言ってるのか分からなかった。
「…誰かと居たのか」
「ん?なんで?」
「誰かと居た目だった」
訳分からないこと言われて僕は目を擦った。誰かと居た目ってなんだ?変なカオしてたかな。
「なにそれ?」
「いや、忘れてくれ」
「えっ!言ってよ~」
頬っぺたに温かい掌が当てられる。達央そんなにカノジョにフられたのキちゃってたんだな。デブでブスで地味で駅前辺りで投網すれば捕まりそうな女だったのに。
「目がとろんとしてる」
「あ~、ちょっと眠いだけだね」
力比べしたし激しい運動もしたし大放出したし。体力使ったし。
「そうか?…なら、いいんだ」
話してる途中の達央が突然そっぽ向いて僕も同じ方向を見た。桐島が裏会館から出てくるところだった。僕等をみてトボトボとぼとぼ手に持ってる雑巾にもならなそうな布切れみたいに歩いてた。
「桐島」
達央が呼んだ。ごめんな、って言って僕の肩をぽんと叩くと立ち止まった桐島のほうに行った。なんか話してた。深刻な話なのかも。僕には関係のないことっぽいし、達央に僕が桐島の尻の穴にちんこ突っ込んだこと知られたくないから遠目に見ていた。達央が何か話して桐島は首を振った。好きなんだろ、ちゃんと頷いてやれよ。僕はずっと俯いてる桐島を見ていた。早くその手の中の汚い布切れを捨てて欲しかった。目に入るたびに恥ずかしくなる。バイト代勿体無いけど経済回したしいいよな。そう思ってなきゃやってられなかった。達央が戻ってきて申し訳なさそうに笑った。桐島はもう背を向けていた。
「真樹ちっていいよね。真面目で律儀で誠実でさ。愛想悪いケド、笑顔はレア感あるし。付き合うならああいう人がいいよな」
2人は何かマズイ出来事があったみたいだけれども、2人も話しちゃくれないし、無かったことにしたいなら僕もそういうつもりでいようか。達央はそれなりに無難なことを返すだろうと思った。でも座ってる僕の肩を掴んで難しいカオをする。
「礼斗は、桐島が好きなのか」
「まっさか」
「オレなら礼斗を大事にする」
僕の肩を掴む手に力が入ってきて、達央の眉毛も寄った。
「もう大事にされてるって。どうしたのさ、急に改まって」
「……別に何でもないんだ。何でも。ただ、何かあったらすぐ言ってくれ。いつでも相談に乗る」
なんかその声音はちょっと情緒不安定な響きがあった。桐島とのことは僕が思っていたより達央に影響を及ぼしているみたいだった。桐島に嘘言っちゃったよ。
「寝てる時と風呂入ってる時以外はそうさせてもらうよ」
まるで軽くあしらうみたいになっちゃって、僕の肩にまた少し達央の指が減り込んだ。
「礼斗」
「うん?」
「……桐島と何もないよな」
「うん。何もないよ。だってあのヒト、僕のこと嫌いじゃん」
達央の曇りはまだ払えなかった。もう一歩踏み出していいのかな。他に気付いて達央のことケアできる人なんて居ないんだし、あの気の利かない地味な元カノでも無理だと思う。自分から言うの躊躇ってみたいだし、教えてくれるの待つのは余計に達央の負担かもね。僕にしか甘えないことも、僕だけが気付いてるんだし。
「ねぇ、達央。本当に大丈夫?やっぱ桐島となんかあった?桐島もそんなようなこと言ってたし。頼りないかな、僕。達央が1人抱え込んでるんじゃないかと思うとなんか、気が気じゃないよ。桐島のこと問い詰めていい?」
肩にある手を取って、もう片方の手も握った。明らかに達央は動揺して、もしかしたらイケるんじゃないかと思った。
「僕ばっかり相談してるんだし、タツオも溜め込み過ぎちゃダメだって」
達央は僕の両手を一瞬にして振り払った。僕に背を向けて頭を抱えてしまう。桐島本当に何したんだろうってくらい、達央は見たこともないほど悩んでるみたいだった。僕は待った。
「礼斗を、信用してないわけじゃないんだ」
「うん。信用されてないなんて思ってないよ、僕だって」
広い背中を眺めてカッコいいなぁって何度見ても見惚れる。
「…何から話していいか分からない」
僕も何て声を掛けていいのか分からなかった。
「軽蔑されそうで怖い。こんなこと先に言うのは卑怯だって分かってる。でも礼斗にだけは、他の人たちがオレを軽蔑しても、礼斗にだけは軽蔑されたくない」
「僕が達央のこと軽蔑するワケないじゃん。1ダメでも99良いところ知ってるんだし」
まだ躊躇ってるみたいで僕のほうをゆっくりゆっくり振り返る。
「桐島にさ……っ、」
震えた声で言葉を詰まらせるものだから僕は手招きした。達央は素直に応じた。隣に座らせる。頭を抱いた。どんな言葉が来ても軽蔑しないように。家とか人燃やしたとか動物蹴っ飛ばしたとかじゃなきゃ軽蔑しないと思うけれど達央はそんなことしないと思うし、もししたとしても理由があるはずだし、よしんば無かったとしても、まぁそういうこともあるさ…って。
「桐島に、乗られた」
「……乗られたって」
お馬さんごっことかそんな話じゃないのは確かだ。バイクに勝手に乗られたってこと?桐島が?え?乗られたって。
「……有り体に言えば、ヤった」
達央は僕にしがみついた。僕が突き飛ばすとでも思ったのかな。掌返すって。
「誰にも言えなかった」
アウトドア派の達央の髪は日に焼けてちょっと毛先がぱりぱりしてた。僕の肩を貸してよしよしした。大きな黒猫とかラブラドールレトリーバーみたいな感じがした。
「オレもどうしていいか分からなくて……男同士で、乗ってきたのは桐島のほうだから、桐島のほうが負担大きいのに、オレがめそめそしてんのは…でも、」
混乱してるみたいで早口になったり、言い澱んだり、今までかなり抑え込んでいたんだ。
「落ち着いて、タっちゃん」
肩をぽんぽん叩いてみる。
「オレが気持ち悪くないのか…?乗っかられた側のくせに、そんなこと気にして、何もないだなんて嘘吐いて…」
襲われたとか言わない辺りが達央らしかった。人のこと悪く言わないし人聞きの悪いことも言わない。僕とは大違いだよ。
「なんで気持ち悪いのさ。話してくれてありがとうな」
僕なんか自分から桐島の尻穴にちんこ突っ込んだんだぞ。あれ?ってことは僕と達央は穴きょうだ………いや、達央は不本意だったんだ。
「じゃあさっきのは」
僕はついさっき2人が話したのを見ていた。達央から話し掛けたし、桐島のほうが肩身が狭そうだった。
「オレの嫌なところがあるなら治すから教えて欲しいって言ったんだ。これからも桐島とはいい関係でいたいからって。でも桐島は、謝ってばっかりでさ…そこまでさせるほど追い込んだみたいなんだ。でも思い当たる節もなくて…何が悪かったんだろうな。この前一緒に出掛けた時、オレがしっかり気の利いたこと言えなかったからかな」
「それはないでしょ。達央のすごく良いところをやっかむ人たちだって多いんだから気にしちゃダメだって。治そうなんて考えなくていいんだよ」
でも許せないよ、桐島。処女みたいに真っ赤な血出してたクセに。
◇
「なんで僕が怒ってるか分かる?」
女の子が言う言葉で一番苦手な謎々をまさか僕から言う日が来るなんてな。偶々見つけた桐島を捕まえてこいつの大好きな人通りが少なくて静かで人目につかない建物の陰に引き摺った。ロッカー棟裏は芝生があって日当たりが悪いことを除けば悪い場所じゃなかった。桐島はその芝生の上に尻餅を付いて腰を撫でていた。
「佐伯とのことを、聞いたから……か」
「正解じゃん、桐島のクセに」
僕は立ち上がろうとした桐島のちんこに足を乗せた。靴履いたままだと感触が分からないや。でもぐにぐに踏んだ。桐島は顔を真っ赤にして嫌がった。とんだクソビッチのくせによくやるよ。エロは演技派より大根のほうがいいんだよ。
「…っ」
「ぴゃーぴゃーキャーキャー言うからさ、僕てっきり桐島は処女なのかと思って悪いコトしちゃったなって思ったのに。達央は桐島のこといいお友達だって騙されて、僕は純真無垢な処女だって騙されて、とんだ役者だよ。達央のこと恨まないでよ。これは僕が勝手に怒って、僕が無理矢理聞き出したんだから。達央は自分が悪いと思い込んであの聖人君子みたいな性格まで変えようとしてさ。桐島が自分の口で言ってくれたら良かったのに、達央に訊けだなんて達央を悪者にでも仕立てあげたかったの?」
スニーカーで桐島の薄汚いちんこをぐりぐり摩った。僕は怒ってるよ。
「悪かった……悪かった…俺の口から、きちんと…、」
「遅いよ」
許して欲しいのかな。靴だとやっぱり分かりづらいけれとちんこの弾力がある。
「達央はあんたが思ってよりずっと純情なんだから。桐島と違って!」
「あぅっ」
強めに踏むと桐島は背を丸めた。
「尻穴ズボられて気持ち良くなってるんだし、もうここ要らなくない?」
「っあ、、やめ……っ、やめろ…」
僕を見上げて睨む目は潤んでる。ちんこ踏まれてるクセに。僕の足に今後のオトコとしての生命が懸ってるのに。
「やめろ?達央のことは粗末に扱ったクセに!桐島なんかが!ずっとひとりで抱え込んで可哀想だよ!達央はみんなに優しいのにみんなは全然達央のコトなんか考えちゃくれないじゃんか」
僕の足首を掴む手を蹴り払う。桐島の手が芝生の上に投げられた。ちょっと赤くなって、やり過ぎたかも、って思ったらもう片方の手が桐島の目元を覆った。
「…すまなかった。本当に許されないことをしたと思ってる。きちんと俺の口から、君に話すべきだった」
「本当に悪いと思ってるならさ」
潤んで充血した目はまだ強気だった。追い詰められて被害者ぶって、開き直って悲劇のヒロインになっちゃうより元カノたちよりずっといい。
「達央にコクってよ」
強気に僕を睨む目から涙が溢れて落ちた。光ってダイヤモンドみたいだった。なんであわなしょっぱくて痒いものがそんな綺麗なものに見えたんだか分からない。鼻水も同じようなものなのにね。僕が出させた物だからだよ。桐島自身の意思でも達央のせいでもなく、僕が出させたから。結局星の死骸を流星だなんて言って、散って腐るだけの桜を花見だなんて言ってるのと同じか。綺麗だよ、桐島。惨めでみっともなく僕にちんこ踏まれてる姿が一番。
「フられると思うケド。でもそれで達央は自分が嫌われてるだなんて思わなくて済む。実際嘘じゃないんだし。男にコクられて気持ち悪いだなんて、あんたと違って達央は器が大きいからきっと思わないよ。そんなこと今までだってあったんだし。流石に襲われる云々はなかったみたいだケド。よしんば思っても僕がケアする」
桐島は僕を睨んだまま。ただ涙が左右から落ちるだけ。
「悪い話じゃないでしょ。達央に酷いことしてまで意識の中に残ろうだなんて本気?浅ましいよね、最低だよ。そんな桐島にさ、人のコト好きになる資格ないよ」
喉が引き攣って、桐島のカオがちょっと歪んだ。
「僕が代わりに可愛がってあげるよ。僕じゃ達央の代わりになれないのなんて分かりきってるケド…桐島だってちんこソムリエってほどちんこ知らないよね?それとも遊びまくってる?あんな綺麗に赤い血出しといて?処女みたいに」
けたけた笑ってやった。桐島はやっと顔を伏せた。降り始めた雨みたいにぽろぽろ涙が落ちている。強がるなよ、桐島のクセに。靴の裏のちんこはもう硬くなってるのが弾力で分かった。フゥーって息してて、普段はきっちりしてるのに野生っぽい息とのギャップに興奮した。エッチしたいな。達央じゃなくたって桐島はイけるんだし。青姦ならこの前やったんだし、今日は芝生の上で物陰なんだし、いいよね。因果応報だよ。僕はちんこから足を退かした。
「な、にを…」
シャツのボタンに手を掛けたら桐島は狼狽 た。中に1枚着てたからその上からぷつってしてる乳首いじった。またコリコリしてる。ちんこ踏んだだけなのに。今日は寒くもないよ。
「ぁ…っ触る、な…」
僕の手を掴もうとしたから叩き落としちゃった。赤くなってた。さっき蹴ったから。痛めちゃったかな。僕は乳首コリコリしながら芝生の中の手を見ていた。
「……っ放せ、!」
乳首引っ張ると胸突き出してもっともっとっておねだりしてるみたいだった。もっとぷっくりしてきてシャツのボタン半端だったけどタンクトップ捲り上げて下から生乳首揉んだ。女の子の乳首より小さくて指の中から逃げちゃいそうだった。
「ぁっア、ぁっ…」
生乳首は摘まみやすくてもっと引っ張ったりくにくに捏ね回せた。中に押し込んで上げると腰がぐりぐり動いた。新しい玩具みたいで楽しい。
「押すな、押すなァ、っぁっ…!」
あんまり擦ると痛いかなって思って、つんつんになってる乳首を舐めた。牛乳飲みたいな。売店でソフトクリーム買おう、なんて思いながら口内炎を気にするみたいにぷりっぷりの乳首舐めた。舌先痛くなっちゃかも。
「っんっぁ……あっ」
何歳になってもおっぱい吸うのは飽きないね。女の子の前だとドン引きされるから、あくまで女の子を気持ち良くするためって名目の乳首責めだったんだけれども、桐島男だし気にせずおっぱい吸っていいでしょ。乳首れろれろしてもう片方の乳首も手で捏ねた。
「ぁ…あぁ…ぁっん、」
頭の上からは桐島の声がして、鼻にはいっぱい桐島の優しい匂いがした。歯茎がむず痒くなってすべすべの肌齧りたくなる。永遠に乳首舐めてられるんじゃないかな?ベロ無くなりそう、擦り減って。でも少し同じように舐めてたまにくりってすると桐島の身体が揺れて腰がピクピクして気持ち良さそうだった。乳首だけでイけるんじゃないかな。だってもうちんこばっきばきみたいだし。ちょっと軽く歯を立ててみたら桐島はかくんって腰を突き上げた。女の子とエッチする気あるのかな。女の子に乗られて好き放題される桐島ってのもなんかそれはそれで興奮する。ちんこと乳首いじめられて女の子より可愛く喘いじゃってちやほやされそうじゃん。どんなドMの女の子でもね。
「苦し……ぃ、」
「んんん~?どこが苦しいのかな」
おっぱいから口を離すと涎が糸を引いていた。乳首光っててやらしかった。糸引いたまま耳朶も乳首みたいに吸った。乳首より大きいからしゃぶりやすくて齧りやすい。嫌がって離れようとするから首筋が丸出しになった。頭掴んで耳も首もべろべろ舐めた。桐島は飴細工みたいでどこもかしこもいい匂いがして甘そうだった。
「…っあっぁッ」
「どこが苦しいのかな。おっぱい?また舐めてあげよっか」
「や…め、っもう……舐めるな……っ」
桐島はブラジャー取られちゃった女の子みたいに胸を隠してエッチ過ぎた。もう乳首舐められたくないんだ。乳首舐められちゃったらどんな困ることがあるんだろう。なんか言いたそうで困ってるようなカオが僕を見る。僕はあえてそのままなぞるように桐島のフル勃起を見てあげた。乳首イきはまだできないみたいだ。
「どこが苦しいのか分かんないや」
「あ……ぁあ…」
桐島の手がベルトに伸びようとしてた。僕はそれを咎めるように見つめた。ここでオナニーしちゃうのかな、桐島。やるなら後ろから乳首こりこりしたいな、なんて僕は期待の眼差しで見てたのに桐島は内股になって膝閉じて芝生を掴んだ。もう立てなくなってるんじゃない。
「成瀬……」
とろとろになってるカオが僕を見上げた。直接あと1回シコったらイっちゃうんじゃないかな。でもそれは自分でやったらいいよね。桐島は僕のこと嫌いなんだから。
「成瀬」
「もう行くわ。そのみっともないのは自分でどうにかしてね。慣れてるでしょ?片想い童貞ちんこの慰め方は」
僕は立ち上がろうとしたのに袖を掴まれてまた芝生に膝を打った。桐島は項垂れたままだった。簡単に外れそうなのに僕は袖を摘んでる指を振り払えなかった。興奮してる。桐島も僕も。根比べみたいにお互い黙っていた。
「何だよ」
僕はにやにやが抑えられなかった。桐島は首を振るクセに僕の袖を放さない。それが愉快で楽しくて仕方なかった。
「な、るせ…」
「だから何?まだ用でもあるの?」
僕の袖がもっと引っ張られた。だから僕も自分の腕を引っ込めた。呆気なくちょっと赤くなってる桐島の手が外れた。それはちょっと面白くない。強情じゃん、ドMのクセに。
「っ……」
面白くないよな、桐島って本当にそういうところが残念。つまらない。桐島の背後に回ってまだぐちゃぐちゃになってるシャツの上から乳首こりこりした。
「オナニーしたいならすればいいじゃん。イくまでくりくりしててあげる」
「ぁっあっ……んッ」
乳首気持ち良過ぎて話聞いてないみたい。耳弱く噛んだら倒れてきちゃって僕は桐島の椅子になってた。人間椅子だよ。桐島専用乳首マッサージ椅子。動力源は桐島のあんあんとコリコリ乳首。逆に僕の指が桐島のぷりっぷり乳首にマッサージされてるまであるな。
「ほら、ちんちん出さないとオナニー出来ないでしょ」
耳元で囁くとぴくぴく小刻みに震えながら桐島はベルトに手を掛けた。かちゃかちゃ音がする。言いなりになっちゃって、すごく可愛い。もたもたしながらパンツを下げて、青空の下っていうのにピンク色の童貞臭いちんこがぶるんって出てきた。ちんこまで惨めに泣いてる。乳首少し強く押し込むとちんこも桐島みたいにぷるん、ぷるんって跳ねた。
「しこしこして気持ち良くなりなよ。桐島のちんちん、もうイきたいって泣いてるよ?」
「…っぁ、ッァ…ぁ、」
急かすようにおっぱい何度も弾いたらやっと桐島はちんこを掴んだ。それでゆっくりと生温い速さで手を動かした。
「んっ、んっん……ッ」
「気持ちいい?」
桐島はこくこく頷いた。シャンプーの匂いがふわふわ漂った。桐島は汗臭さとか脂臭さとかフケとか無さそう。匂い嗅ぎながら首舐めた。砂糖とかとは違うんだけどなんか甘い感じがする。甘くはないけどイメージ。
「っぁ、ッんっ気持ちい……っんん、気持ちいぃ…」
桐島は仮性包茎だから、ちょっとだけ余ってる皮がカリを上下する。ズル剥けよりも気持ちいいんじゃないかとちょっと思って羨ましい。ズル剥けのほうがいいけれども。
「おっぱいも気持ちいい?」
楽しくなって首にキスマーク付けまくった。筋張ったとこに歯を立てると強張ってぴんぴんした乳首がまたつんつん凝った。引っ張りながらキュって抓る。
「ぁ…っ」
「おっぱいも気持ち良いんでしょ?教えて?ね?」
ちんこ擦る手が速くなってすごく気持ち良さそうだった。
「ぁ…っ、んっン…おっ…ぱいも、きも……ち…ぃっ…あぁっ!」
マカロンみたいな桐島のちんこからびゅるるってザーメンが飛んだ。僕は何か大事なものを落としたみたいにそこに駆け寄って屈んで観察した。綺麗な色の芝生にねばねばの白い液体はすごく映えてた。SNSに上げたいくらい。加工無しでもいけそうなのにここは日陰だから多少加工は必要そうだ。まさか被写体がザーメンだなんて、見れば分かるけれど、もしかしたらなんかお高いシャンプーやリンスに見えなくはないし僕はあり。桐島の赤ちゃんの素だって思うとうずうずした。桐島も赤ちゃん作れるんだって思うと興奮した。どうやって女の子抱くんだろう。女の子に乗られて腰振られて乳首スクラッチされて女の子がドン引くくらいあんあん鳴いて情けなく中出ししちゃって孕ませちゃうのかな。興奮した。桐島のクセに。もっといやらしいところ見たいな、桐島の。もっといやらしくてカッコ悪いところ。
「桐島」
ぽけ~っとしてまだちんこ出しっぱなしの桐島の傍に戻って肩を抱いた。耳弱いのに無防備だ。キスマークが発疹みたいに首中に散らかって目に毒だった。とろんとろんに蕩けた目が僕を見る。涎で濡れたぽてぽての唇が白く照ってる。飛び散らなかった分の精液がちんこを落ちていく。
「ヤらせて」
「……成瀬」
「ヤらせろ」
嫌だって言いかけてたからカットフルーツみたいな唇食べちゃった。
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