生き物のようにぐにぐにと蠢く指が、俺の中を暴いていく。 「弘毅、上手だ…上手く飲み込んでる…2本入ったから…あと少しだ。力を抜いて。」 「うっ…分かんない…」 泣き声を出す俺に口付けると 「確かここら辺に…ヨくしてやるから、待ってろ。」 くっ、と指が内部の何かに触れた瞬間、背中を抜ける甘い痺れに支配された。 「ああっ」 今の、何？気持ち…イイ 身体を退け反らせ、嬌声を上げた俺は、初めての快感に軽いパニックを起こしていた。 達也さんは宝物を見つけた子供のようにウキウキと 「見つけた！弘毅のイイ所。」 そう言って何度もそこを責めてくる。 「やっ、やだっ、止めてっ。」 嘘だ。止めないで。もっとそこを弄って。 そんな心の声が届いたのか、俺の跳ねる身体を背後から抱きしめて、達也さんは触り続ける。 驚いたことに、俺自身は萎えるどころか勢いを増し、先からトロトロと愛液を流していた。 「気持ちイイだろ？男は誰でもココを触られたら感じるんだよ。 ほら…3本入った…もう少し…」 下半身からはぬちゅぬちゅという音が聞こえてきて、居たたまれない。 でも、あと少しで達也さんとひとつになれると思ったら、我慢できた。 それに…その頃にはもう、俺の肉壁が彼の指に吸い付くように感じられて、自然と腰が動くようになっていた。 弄られ続ける乳首はこりこりに固く突き出し、それを摘んだり引っ掻いたり押し潰したりと、達也さんは器用に指を動かしている。 その両方の動きに煽られるように、俺の息は荒くなり甘い声が溢れ、揺れる腰が達也さんを誘っている。 今でさえイってしまいそうなのに、挿入されたらどんなことになるんだろう。 期待と不安に身体がふるりと震えた。