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思いを告げる(8)

痛くない、と言えば嘘になる。 初めての行為。 元々『出す』場所であって『入れる』所ではない。 でも、痛みよりも、“告白して受け入れてもらった”、『一生側にいろ』『愛してる』と言ってもらえた、その事実が優って、彼を受け入れていた。 彼自身が俺の中で暴れている。『愛してる』『俺を愛せ』と叫んでいるようで。 そんな彼自身を俺は全身で受け止めていた。 達也さんは、揺れる俺自身をキャッチすると扱き始めた。 同時に感じる部分を攻められて、射精感が一気に高まった。 「やっ、たつや、さんっ、ダメっ」 「弘毅、俺も限界だ。一度出させてくれ。 一緒にイくぞ。」 余裕のない声に支配されて、射精のタイミングを合わせるように息を吐く。 打ち付けられる腰の強さが増し、何も言わなくてもお互いの呼吸が合わさり…ほぼ同時に果てた。 お腹の中がじゅわりと温かく満たされていく… かくりと力の抜けた俺の身体を達也さんが支えてくれた。 「弘毅、大丈夫か?」 「…はい…力が…」 達也さんは俺の身体を反転させ、腕を自分の首に回させると、優しいキスをしてくれた。 「無茶させたな…すまん。 綺麗にするから、もう少しいい子にしてて。」 俺の抵抗できないのをいいことに、指を突っ込んで掻き出し、シャワーを掛けてくれた。 そして横抱きにされてバスルームを出た。 俺をそっとバスマットの上に下ろした後、床に散らばった2人の衣服を片付けてくれ、あちこち丁寧に拭き取られドライヤーまで当てられた。 俺は夢見心地でぼんやりとしていたが、まだ何かお尻に挟まっているような異物感が抜けずにいた。 ふと当たった達也さんのソレは、まだ大きく張ったままで…それに気付かぬフリをして、達也さんの成すがまま、ベッドへと運ばれた。

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