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デートに保護者(13)
じゅるっ、じゅっ…口内を弄り、唾液を啜る滑った音がイヤらしく反響する。
「…んっ…んむっ、んんっ……」
間近で弘毅の甘く鼻にかかった声がする。
誰か廊下を通ったら、聞こえてしまうかもしれないが止まらない。
かわいい。
食べてしまいたい。
「ん、たつ、や、さんっ」
途切れ途切れに俺の名を呼ぶ愛おしい恋人。
少し口を外して、焦らすようにワザと低い甘い声で尋ねる。
「何だ?」
弘毅はぶるりと身震いして、ふうっ…と大きく息を吐き、強請るように小さな声で言った。
「シャワーを……お願い…」
俺の理性が壊れる音がした。
もう一度弘毅の濡れた唇を吸うと、靴を脱ぎ捨て弘毅を横抱きにした。
「えっ、ええっ、靴っ!やっ、俺、歩けますっ!」
「いいから。一緒に入るぞ……もう我慢できそうにない。」
ひっ、と身体を縮こまらせた弘毅を床に下ろし、問答無用で靴とジーパンを脱がせる。
チラリと見えた淡いブルーのトランクスは盛り上がり、少し色が変わっていた。
弘毅…君も俺を欲しがってくれてるのか。
いじらしくて愛おしくて、胸がきゅっと萌えた。
慌てた風の弘毅の声が聞こえた。
「達也さんっ、俺ひとりで」
「ダメだ。俺が全部してやる。
お前は俺のものだ。俺も…脱がせてほしい。」
前はもう張り詰めて、痛みすら感じている。
さして抵抗しない弘毅の前に跪き、靴下を脱がせた。
膝をついたまま手を伸ばし、シャツのボタンを外していく。
左右に広げながら立ち上がると、インナーから主張するように2つの粒が現れた。
「触ってもいないのに、ココをもうこんなにして…」
布越しに両手でそっと摘むと、弘毅は
「あっ」
とひと声あげ、背中を逸らした。
胸でも感じるようになったのか。
俺が身体も心も開発したこの恋人がたまらなく愛おしくなって、布ごと右の粒に吸い付いた。
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