155 / 280
デートに保護者(15)
啄むようなキスを
嬲るようなキスを
抱きたい
抱かれたい
きっと元はひとつだった俺達
求め合う心が治らない
奥の奥まで突っ込んで俺で満たしたい
甘く掠れる声を聞きたい
密着した肌の温もりを逃したくない
『愛してる』と何万回言えば気が済むのだろう
「弘毅…愛してる。お前の家族に負けないくらい、いやそれ以上に愛し続ける。」
「達也さん…」
何度も何度も合わせる唇から、熱く甘い吐息が漏れる。
ボディソープを纏わせた肌は面白いくらいに滑り、俺は弘毅の足を少し開かせ、少し硬く閉じてしまった蕾を傷付けないように優しく解していく。
妖しく腰を揺らめかせ始めた弘毅の肌は赤く染まり、次第に突き出していくかわいい尻を掴み唇を食んでいるうちに、やがて指が3本入るようになった。
よし、そろそろか。
ここでシてもいいが逆上せたら大変だ。やはりベッドに連れて行こう。
泡だらけになった俺達は、一度シャワーで全身を流した後バスタオルで丁寧に拭き合い、俺は弘毅を横抱きにして寝室へ運ぶ。
もうその頃には、弘毅は抵抗することを止め、俺のなすがままになっていた。
用意周到準備万端、未だ収まりのつかない愚息にスキンを被せ、弘毅の後孔にたっぷりと潤滑油を塗り付けて慣らし、少しずつ挿入していく。
健気にも弘毅の蕾は、ヒクつきながらじわじわと俺自身を飲み込んでいく。
くうっ……気持ちイイ…
暴発しそうになるのを必死で耐えながら、蠢く襞に誘われるまま奥へ奥へと入っていく。
「くっ…弘毅、少し力を緩めてくれ。」
「…はっ、あん、達也、さんが、入ってく…」
俺は俺で、弘毅は弘毅で、互いの熱と量感を感じながらひとつになっていく。
入った。
一度根元が尻につくくらいに収めてしまう。
何て気持ちイイんだろう。
柔らかくてしなやかでそれでいてみっちりと絡み付いてくる。
ともだちにシェアしよう!