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デートに保護者(15)

啄むようなキスを 嬲るようなキスを 抱きたい 抱かれたい きっと元はひとつだった俺達 求め合う心が治らない 奥の奥まで突っ込んで俺で満たしたい 甘く掠れる声を聞きたい 密着した肌の温もりを逃したくない 『愛してる』と何万回言えば気が済むのだろう 「弘毅…愛してる。お前の家族に負けないくらい、いやそれ以上に愛し続ける。」 「達也さん…」 何度も何度も合わせる唇から、熱く甘い吐息が漏れる。 ボディソープを纏わせた肌は面白いくらいに滑り、俺は弘毅の足を少し開かせ、少し硬く閉じてしまった蕾を傷付けないように優しく解していく。 妖しく腰を揺らめかせ始めた弘毅の肌は赤く染まり、次第に突き出していくかわいい尻を掴み唇を食んでいるうちに、やがて指が3本入るようになった。 よし、そろそろか。 ここでシてもいいが逆上せたら大変だ。やはりベッドに連れて行こう。 泡だらけになった俺達は、一度シャワーで全身を流した後バスタオルで丁寧に拭き合い、俺は弘毅を横抱きにして寝室へ運ぶ。 もうその頃には、弘毅は抵抗することを止め、俺のなすがままになっていた。 用意周到準備万端、未だ収まりのつかない愚息にスキンを被せ、弘毅の後孔にたっぷりと潤滑油を塗り付けて慣らし、少しずつ挿入していく。 健気にも弘毅の蕾は、ヒクつきながらじわじわと俺自身を飲み込んでいく。 くうっ……気持ちイイ… 暴発しそうになるのを必死で耐えながら、蠢く襞に誘われるまま奥へ奥へと入っていく。 「くっ…弘毅、少し力を緩めてくれ。」 「…はっ、あん、達也、さんが、入ってく…」 俺は俺で、弘毅は弘毅で、互いの熱と量感を感じながらひとつになっていく。 入った。 一度根元が尻につくくらいに収めてしまう。 何て気持ちイイんだろう。 柔らかくてしなやかでそれでいてみっちりと絡み付いてくる。

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