205 / 280

求め合う(3)

薄っすらと涙の膜の張った瞳で、弘毅が俺を見つめる。 美しい瞳はキラリと輝くダイヤに見える。 綺麗で儚くて尊い…反則だよ、弘毅…… 「全く…お前ってやつは…俺をどれだけ煽れば気が済むんだ?」 「えっ!?そんな、煽ってなんか、んっ」 蠱惑の瞳の恋人に噛み付くようなキスを贈る。 平べったい胸に手を滑らせて、すぐに赤く熟れた粒を見つけて摘み上げると、甘い声を上げて腰を揺らし始めた。 「あっ、たつや、さん…あっ…」 「弘毅、もっと声を出せ。感じるままに。 何処が気持ちイイのか、もっと俺に教えろ。 俺は、お前の全てを愛してる。 愛してるんだ、弘毅。」 摘んだ粒を軽く捻りながら引っ張った。 「ああっ」 びゅくっ、と吐き出された白濁液が、俺達の腹部に飛び散った。 かわいいやつ。ここでもイけるようになったな。 弘毅は息を乱しながら謝ってくる。 「はっ、はっ…ごめんな、さいっ」 「俺は嬉しい。弘毅…俺の手で開花していくお前が愛おしくてならない。 何があっても必ず幸せにするから。」 「達也さん、俺…俺はとても、幸せです。 達也さんと出会えて、こうして愛してもらって…これ以上欲張ったらバチが当たります。 ずっとあなたの側に俺を置いて下さい。」 「弘毅……愛してるよ。」 「達也さん、愛しています…」 全身で俺への愛を表す弘毅が愛おしくて…激しい欲情の波に溺れていく。 弘毅を目の前にすると…いや、弘毅のことを思っただけで欲望のボルテージが上昇する。 覚えたての十代か。 留まるところを知らない己の欲に苦笑しながら、愛おしい恋人をどうやってイかそうか思案する。 やっぱりココだな。 尖った胸の粒を中指の腹で転がすと、擽ったいのか身を捩って逃げようとする。 乳輪もぷっくりと膨れて、何とも美味しそうだ。

ともだちにシェアしよう!