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かわいい秘密(10)
「達也さん…嫌、じゃないんですか?」
達也さんは吃驚したように目を大きく見開くと
「は?嫌?誰がそんなこと言った!?
嫌どころか、どストライクもいいとこだよ!
この年で興奮して鼻血出すなんて、超恥ずかしいんだけど…」
そして、ずいっ、と俺の顔に近付くと
「弘毅がこんなことしてくれる、その気持ちが嬉しくって堪らない。」
と、唇を舐めてきた。
右手は下着の上から、はち切れそうな俺自身を触り始めた。
左手は…上半身を這っていたかと思うと、すぐに胸の粒に辿り着いて弄びだした。
「んっ」
俺の弱いところを同時に愛撫されて、甘い声が喉奥から漏れてくる。
小さな布の紐を片方だけ外され、解放された俺自身が飛び出した。
「先走りで濡れて…下着も汚れてしまったな。
いやらしいくらいに垂れてるぞ。
弘毅、そんなに俺がほしいか?」
言葉で虐められながら、指先で鈴口をぐるぐると撫でられて、腰が揺れ始める。
もどかしい触り方に、それ以上の刺激がほしくて泣きそうになる。
達也さんに愛される入口は、きっとヒクついて彼の侵入を待ち侘びている。
一体いつからこんな淫らな身体になってしまったんだろう。
達也さんがほしくてほしくて堪らない。
「ほら、弘毅。
『俺のえっちなところに達也さんを頂戴。』
って言ってごらん…言うまで…お預けにするか?」
意地悪!
俺の身体の奥まで疼いているのを知ってるくせに!
今日の達也さんはドSだ。何かスイッチが入ってる。
原因は…アレだ。絶対そうだ。
達也さんは外した紐をくるくると指に巻きつけては離し、また巻きつけては離し。
その度に布は引っ張られて、俺自身の根元やカリ首に微妙に擦れ、そこからも甘い痺れが湧き上がっていた。
何だか楽しそうに見えるその様子に、俺もスイッチが入った。
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