達也さんの首根っこを掴むとぐいと引き寄せ、油断したその隙に横に押し倒して馬乗りになった。 ふふっ。吃驚してる。 俺は蠱惑的な微笑みを向け、ワザと髪を掻き上げながら、達也さんを見下ろした。 ごくっ、と達也さんの喉が鳴った。 「達也さん、いい子にしてたら入れさせてあげますよ。」 俺はゆっくりと腰を動かし始めた。 俺と達也さんのモノの間に、腰に半分引っ掛かった下着が挟まれ、直接触れ合えないもどかしさの目盛りが急上昇していく。 達也さんのモノも竿を滴るほどの先走りが溢れていた。 ぬじゅ　ぐちゅ 滑った音が響く室内。 俺は自分が思うように腰を振っていた。 湿った下生えがざりざりと肌に当たり、それすらも快感を拾い上げて頭がぼおっとしてくる。 「はぁ…ん…」 知らず知らず甘い声が口から溢れる。 全身を襲う甘い痺れに身を任せていたその時、ぐ、と上体を起き上がらせた達也さんの顔が至近距離に現れた。 「俺はいい子だから…入れるぞ。」 答える間もなく唇を奪われて、双丘を割られ持ち上げられ膝立ちにさせられ、怯んだ隙に後孔に芯のある固いものが当てられた。 「んっ」 自重と、知らぬ間に足されたローションのせいで、時折引っ掛かりながらも難なく飲み込まれていく切っ先。 焼け付くような、それでいてお腹が疼いて堪らないような…痛みなんて何処かへ吹っ飛んでいた。 ただ、受け入れたい、満たされたい。 そんな思いで一杯で、達也さんの首にしがみついて、短く息を吐いたり深呼吸をしたりしながら、怒張したそれを受け入れていった。 やがて、俺達がひとつになったのを感じた。 「…あぁ…達也さんが、ここに…」 みっちりと重量を増した彼自身が、存在を主張している。