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第一章・8
逸朗は、考えた。
朝も昼も夜も、考えた。
授業中にまで考えていたため、先生に叱られた。
「宮城へのクリスマスプレゼント、何にしよう!?」
友人に訊ねようにも、彼らはあてにならない。
なにせ、人を茶化してからかうしか能のないやつらだ。
ネットで検索し、ああでもないこうでもない、と思いを巡らす。
放課後、ショッピングモールへ行って、足で探す。
そんな毎日が続き、逸朗はようやく旭にふさわしいと思えるものに出会った。
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