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第二章・4
「さ、買い出ししようよ。ケーキ! チキン!」
「あ、俺ピザ食べたい」
「いいね。行こう!」
無理して、明るく振舞ってるのかな。
仕方ない、と逸朗も立ち上がった。
俺はαだからな!
傷心のΩを、放っておくわけにはいかないからな!
二人で、イルミネーションの中をくぐった。
ケーキを、チキンを、ピザを買いに、走った。
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