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第二章・20
「じゃあ、イブの後半は大人の時間だ」
「船津先輩……」
立ったまま、キスをした。
舌を絡めあい、唇を食み、くちゅくちゅと唾液を交換した。
ああ、ダメ。
真柴くん、ごめん。
どんどん船津先輩に、夢中になっていっちゃうよ。
やっぱり、好き。
船津先輩が、大好き。
(イブの夜に僕を選んでくれた、ってことは)
もしかして、セフレ脱却!?
本当に本物の、恋人になれたってこと!?
キスを終え、船津は自然と旭の疑問に答えた。
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