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第二章・23
自分より高い、旭の体温。
船津はそれを、ひどく新鮮に感じた。
成海や他のセフレは、船津より少し体の熱が低い。
その心地よい冷たさを、どんどん熱く高めてゆくことが好きだった。
自分の手で、熱くすることが好きだった。
冷たい体を温めてゆく事が常の船津にとって、旭の熱い体は面白かった。
「あ、あぁ。ッ、ふ。ぁあ!」
「いやらしい声を出して。悪い子だね」
ここはと思うポイントを責めれば、これまた面白いほど反応してくれる。
経験が浅い分、セックスに慣れていない分、感度がいい。
すっかり剥いてしまった旭の素肌。
夢中になって、あちこちにキスマークを付けてまわった。
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