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第二章・25
ぐちり、と勢いを付けて先端を捻じ込んだ。
硬く閉じ、なかなか開いてくれなかった旭の後膣だったが、何度も何度もねだられるまま打ち込むうちに、体内をぐちゃぐちゃに掻き回すうちに、自然と船津を受け入れた。
「ああッ! ぅあ、ああ。ふッ、ふッ、んあぁあ!」
大きく激しく、リズミカルに動く船津に併せて上がる悦がり声は、男性のものだ。
しかし、まだどこかに幼さが残る。
未熟さという色気がある。
上に被さり腰を突く船津の体を抱き寄せ、旭は強く肌を擦り付けてきた。
淫靡に体を波打たせ、平気で卑猥な言葉を口走った。
「あ、あ、あぁ……ッ。あッ、奥ま、で。はぁ、はッ、船津、先輩ッ! もッと、もっとぉッ!」
快楽に錯乱し、逸朗のこともすっかり忘れていた。
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